063j 高麗創建1100年を記念し奈良の三美術館が連携して高麗展

今年は高麗(918-1392年)創建から1100年になる年です。私は、恥ずかしくも大阪に赴任してから、このことを知りました。 大阪市立東洋陶磁美術館が高麗建国1100年を記念して高麗青磁特別展(9.1-11.25)を準備していることを、6月にこの美術館に赴任の挨拶をしたとき初めて知ったのです。東洋陶磁美術館は、イビョンチャン・コレクションをはじめ、世界で最も貴重な韓国陶磁器の所蔵館として有名です。 高麗建国記念特別展の開催は、ここだけではありません。28日に、1978年高麗仏画特別展を通じて高麗仏画の優秀性と存在を誇示した奈良の大和文華館を訪問し、ここでも高麗金属工芸特別展(10.6-11.11)を開催するというニュースを聞きました。日本の仏教細密画研究の大家である浅野秀剛氏が館長を務めるここは、日中韓3ヵ国の美術品だけを扱う専門美術館です。 館長との話を通じて奈良の別の美術館、依水園・寧楽美術館で翡色と象眼の高麗青磁・李朝粉青沙器特別展(10.1-2.24)を開催するということ、しかも三つの美術館が連携して高麗展を開催するということを知りました。 展覧会のころに大阪地域にお越しの方、ぜひ時間をさいていただき、韓国ではなかなか見られない高麗美術の粋を楽しむのも一興かと思います。

今日の歳時記: キホウ[気泡]

万年を 氷河のうちに 鎮もれる 気泡は何の 吐息なるべし 藤岡 眞佐子 平成最後の月日も、三分の二が経過しようとしている。 ところで、自然の呼吸は悠久である。 何万年も前に氷河に閉じ込められていた泡が、時を経て、オンザロックのグラスの中で解き放たれる。 これに比べると、我々の呼吸は、酸素を追い求めて落ち着きがない。 “氷河の泡”に思いを致し、時には、呼吸を整えるもよし… 【 写真 ⇨ 我写・一時 】

063 올해는 고려 창건 1100년이 되는 해입니다

올해는 고려 창건 1100년이 되는 해입니다. 저는 부끄럽게도 오사카에 부임해서야 이런 사실을 알았습니다. 오사카에 있는 오사카시립동양도자미술관이 고려 건국 110년 기념 고려청자 특별전(9.1~11.25)를 준비하는 것을, 이 미술관에 지난 6월 부임 인사를 가면서 비로소 알았습니다. 이 미술관은 이병창콜렉션을 비롯해, 세계에서도 가장 귀중하고 풍부한 한국 도자기를 소장하고 있는 것으로 유명합니다. 그런데 고려 건국 특별전을 하는 곳이 여기만이 아니라는 …

零れ話: カンショウ[感傷]

人生に希望を見失うと、とかく感傷的になりがちである。 でも、感傷性自体は決して悪いことではないと思う。 それは、悲しいときに泪を流すことによって気持ちが晴れるように、荒廃した生活にとっては一つの潤いでもあり、救いともなるのだろう。 また、特定の作家に共感を覚えて耽読し、その世界が自分の人生を予見させているように映ったりすることもある。 人間にはこのような詩(時)をもつことも必要だが、これにあまりにもとらわれると、ある場合には障害となることもある。 「人生とは、人と触れ合うこと」 触れ合う人によっては光を与えられたり、日陰に追い込まれたりする。 しかし、その度に、何かに気づき、得ることがあったはずでは… “思い通りにならないのが人生”だが、一歩いっぽ踏み出し、誰かと“結び目”を巡らしてゆきたい…

壱里如: キョウカン[共感]

「私には他人の痛みというものが、どうしても分からないんです」 ある工学研究者 彼の妻は交通事故に遭った後、激しい閉所恐怖症になり、一時間も列車の箱の中に居られないという。 よって、遠方の実家に新幹線で帰るときも、数十分おきに扉が開閉する“こだま”に乗ることになる。 彼は、彼女の恐怖がいかなるものか分からないまま、それでもずっと付き添ってきたという。 「共感」を口にするよりも、共感出来ないと思い定めた後にどう 振る舞うかが、もっと大事なのかもしれない… 【 写真 ⇨ 我写・支える 】

062j 和歌山市・大津市の市長、和歌山県・滋賀県の民団を訪問

27日に和歌山市(和歌山県の県庁所在地)の尾花正啓市長、28日に大津市(滋賀県の県庁所在地)の越直美市長を訪問しました。いずれの市も県庁所在地なので県知事にも表敬しようとしましたが、日程調整できませんでした。 両市とも人口30万人台で、和歌山市は35万7987人、大津市は34万2694人です。いずれの市長も再選ですが、尾花市長は自民党、越市長は分裂前の民主党所属です。 両市とも古代から韓国との交流も縁も深く、在日コリアンも比較的多く住んでいるので、相互理解と協力を強化しようということで、すぐに意見の一致をみました。いずれの市も豊かな自然風景を有し、韓国人観光客の誘致に高い関心を持っています。 和歌山市と大津市にはそれぞれ、和歌山県、滋賀県の民団本部もあります。今年はちょうどこれら地域の民団創立70周年でもあり、民団本部に立ち寄って激励する機会も持ちました。厳しい環境のなかで組織を維持し、発展させるために努力されている方々のため、些かなりとも力になれたらと思います。

062 와카야마시와 오쓰시(시가현청 소재지)를 방문

27, 28일은 각각 와카야마시와 오쓰시(시가현청 소재지)를 방문해, 오바나 마사히로, 고지 나오미 시장과 인사를 나눴다. 두 곳 모두 현청 소재지여서 부임 초 현 지사를 만나러 가는 길에 함께 보려 했으나 상대 쪽 사정으로 그러지 못했다. 그래서 따로 일정을 잡게 됐다. 두 시 모두 현청 소재지인데다 인구가 30만명 대로 비슷하다. 와카야마시는 35만7987명, 오쓰시는 34만2694명이다. 두 시 모두 …

今日の歳時記: 🎻 バイオリンの日

星なぞり バイオリンひく 夕端居 詠人知らず 明治十三年(1880)のこの日、東京・深川の三味線職人、松永 定次郎が国産バイオリンの第一号を完成させた。 つづいて、鈴木政吉によって始められた製作工場は、大正時代に世界最大規模となり、全世界に輸出されたらしい。 バイオリンとは「小さなビオル」の意で、十五世紀後半に生まれたが、現在のような型になったのは、イタリヤ人の ガスパロ・ダ・サーロ(1540〜1609)の手によるもので、彼の仕事は、バイオリン製作に多くの名匠を生み出した“クレモナ派”に受け継がれ、十八世紀の前半に完成された。 現在でも、クレモナの名器に匹敵するバイオリンは出ていないといわれる。 【 写真 ⇨ google・奏でる 】

零れ話: キボウ[希望]

「希望とは、本来あるとも言えないし、ないとも言えない。 これは、ちょうど、地上の道のようもの」 魯迅 久しぶりの故郷で、かって兄弟のように遊んだと友と再開する。 しかし、友は頑なに元使用人の息子の立場を崩さず、それぞれの願いも遠く隔たっていた。 だが、希望を絶やさずにいれば、歴史が切り分けた“二つの希望”も、いつかは交わるやも。 諦めずに、前に、一歩踏み出し続けること… 「地上に本来道はないが、歩く人が多くなると、道ができる」 短編「 故郷 」より 【 写真 ⇨ google・原野 】

零れ話: タイツ[多一]

「世の中がいろいろと乱れて、混沌としてくると、何がほんとに美しいのか、何が純粋なのか、どこに基準をおいてみたらよいのか、分からなくなります。しかし、そんな時、私は自信をもって、自分が美しいと信じるものを、自分の中に豊かに吸いとって、これこそが新しい魅力なのだと、表現したいと思います」 杉村 春子 いろいろな多元的な世界に、実は真理が宿っている。 ちょうど一本の樹は幹が一つですが、枝葉が無数にあるように、真のこと( 美、基準、…)は“一つ”ですが、それが人間という媒体をとおして表わされるときに“多”となる… いろんな表現(発言…)があっていい、徐々に、浄化されてゆく( 剪定 )… 先ずは、自己肯定が出来そうで、ホッとする。 【 写真 ⇨ 我写・庭先 】

061j 忘却と記憶の対決: 浮島丸沈没事故73周年

今日(25日)は、京都府舞鶴市に行ってきました。大阪から車で2時間半ほどかかる遠いところです。 舞鶴市で浮島丸沈没事故の73周年犠牲者追悼式が催されたのです。浮島丸沈没事故は、日帝時代(1910-45年)の徴用者やその家族が日本の敗戦直後、故国への帰国途次、1945年8月24日、彼らを乗せた日本海軍の輸送船浮島丸が舞鶴港沖で爆音と共に沈没し、多くの韓国人乗船者が亡くなった事故のことをいいます。 当時、日本政府は、乗船人員3735人、死亡者549人(乗員25人、乗客524人)と発表しました。しかし、未だに事故の真相が究明されたとはいえません。 追悼式は、事故当日の24日に開かれる予定でしたが、同日台風がこの地域を通過するとの予報があり、一日順延されて行われました。 式は、事故が起きた海を一望できるところに作られた「殉難の碑」がある公園で開かれました。1978年に碑と公園ができて以来、毎年ここで追悼式が開かれています。 40年続いている追悼式が、故国帰還を直前にして死亡した人々の無念の霊魂を慰め、真相究明のためのささやかな力になってほしいと切に願います。「忘却と記憶の対決」で記憶が勝ち、不幸の歴史の再発を防ぐことを祈るばかりです。 海底が広々と見えるような、あのように穏やかな海が悲劇の現場だったという事実が信じられません。

061 교토부 마이즈루시를 다녀왔다

오늘(25일)은 교토부 마이즈루시를 다녀왔다. 오사카에서 자동차로 2시간 반 정도 걸리는 먼 곳이다. 그곳 바닷가에서 우키시마마루 침몰 사고 제73주년 희생자 추도식이 열렸다. 우키시마마루 침몰 사고는 일제시대 징용자 및 가족들이 일본의 패전 직후 고국으로 돌아오던 중, 1945년 8월24일 이들을 태운 일본 해군 수송선 우키시마마루가 마이즈루항 앞바다에서 폭음과 함께 침몰하면서 많은 한국인 승선자가 숨진 사건을 말한다. 일본 정부는 …

今日の歳時記: ミニシム[身に入む]

身に入むと いう唇を 読みにけり 中西 夕紀 病の重い人の唇がかすかに動く。 何が言いたいのか、どうやら「身に入る」と言っているようだ。 「身に入る」とは秋の冷気が身に染みとおること。 世の寂寥が骨身にこたえること。 病人の唇からもれる声なき声。 周りの者は、心が震える…

壱里如: ビ[美]

不完全を厭(いと)う美しさよりも 不完全をも容れる美しさの方が深い。 柳 宗悦 人はだれしも過ちや矛盾をまぬがれない。 完全からはほど遠い。 巧みに描かなければ美しくならない様な絵が、ついにまずまずというところまでしか行けないのなら、過ちや矛盾を散り去って完全を目指すよりも、完全か否かの分別のこだわりを捨て、「不完全をままに、謬(あやま)りのない世界に受取られる」ことを願うべし…と、民芸の思想家は説く。 そうすれば、少しは、生きやすくなる…のでは。 【 写真 ⇨ 我写・把手破損 】

060j 金大中-小渕共同パートナーシップ宣言から20年

20日から22日まで2泊3日の東京出張を終え、大阪への帰途、車内で書いています。ニューオータニホテルで開かれた第26回日韓フォーラムに参加したのです。 ことしは、金大中 - 小渕共同パートナーシップ宣言(1998年10月)から20年を迎える年であり、朝鮮半島情勢が急変する時期に開かれたフォーラムであったためか、対立ではなく、協力に傍点を置いた充実した内容の会議になったと思います。 日韓協力に関する両国の学生の討議と提言もいい内容でした。少子高齢化や米中貿易紛争など、双方が共に直面している問題に関する議論と模索もよかったです。 個人的には、第3回日韓フォーラム賞受賞者で、大阪総領事館とも関係が深い朝鮮通信使「ユネスコ世界記録遺産」登録に尽力した日韓の団体(NPO法人朝鮮通信使ルージュ連絡協議会、財団法人釜山文化財団)が選ばれたことを、何よりも嬉しく思いました。 外交官という立場上、発言を控えてリスニングに徹しました。とはいえ、会議の全セッションに出席し、外交現場で活用できる多くのアイデアや洞察力を得ました。

零れ話: フシギ[不思議]

身体の仕組みには、不思議がいっぱい含まれている。 例えば、腎臓の働きといえば、小便製造工場と簡単に考えがちだが、その機能の緻密さには驚くという。 先ず、血液から 赤血球を除いて、老廃物を含む液体成分を袋に浸出させるという、その後、細尿管という曲がりくねった管で、人体に必要な成分は再吸収され、血液の中にもどされる。 この再吸収率は98%にものぼり、この機能が働かず、小便として排出されると、数分で日干しになり、死亡する恐れがあるという。 そして、選別作業にあたる細尿管を延長すると、片側だけで、何と、“225km”にもなるという。 人間が、厳しい環境下でも、生き延びられるのは、この様な人体の余裕を持った機能が備えられているからなのだろう。 誰にかは分からないが、感謝である。 【 写真 ⇨ 我写・生きる 資料: 生活歳時記、三宝出版 】

060 도쿄에서 열린 제26회 한일포럼에 참석

20일부터 22일까지 2박3일간 도쿄 출장을 마치고 돌아갑니다. 뉴오타니호텔에서 열린 제26회 한일포럼에 참석했었습니다. 김대중-오부치 공동파트너십선언 20주년의 맞이하는 해이고, 한반도 정세가 빠르게 변하는 와중에서 열린 포럼이어서인지, 갈등보다는 협력에 방점을 둔 충실한 회의가 됐다고 생각합니다. 한일협력에 관한 두 나라 학생들의 토의와 제언도 좋았고, 저출산 고령화와 미중 무역갈등 등 한일 두 나라가 공동으로 직면한 문제에 관한 토론과 모색도 좋았습니다. …

零れ話: アクホウ[悪法]…?

徳川の五代将軍・綱吉は、たいそう学問好きの人であったという。 しかし、その彼が発した「生類憐みの令」によって、「犬公方…」などと呼ばれ、評価を下げたと学んだ。 ところが、この令は「人々が仁心を育むように…」との思いで、戦国時代の“命の軽かった時代の名残り”である、捨て子(間引き)、病人、老人・等を遺棄する風潮をただそうとしたものとの見方がある。 今風にいえば、社会福祉(弱者救済)であったらしい… しかし、武士階級には、結果的に、鷹狩・犬追い、等も禁止、処罰の対象となり、武術の訓練が出来なくなったことで不評をかったものらしい… いつの世も、どの国でも、伝統と動物愛護が成り立たないようで、お立場で評価が異なるものらしい… 【 写真 ⇨ google・武芸 】

壱里如: キョウヨウ[教養]

「敵の退路に橋を作る」 「人間てものは結局自分のためしか考えないものさ。 自分が殺されそうになったら相手を殺すのが当然だし、 貧乏して困ったら盗みを働くのもやむを得ぬ。 これが現実さね」という結論に落ち着きかねない。 しかし、これまた克服されるべき「現実」では… 他人を、自分のことだけしか考えられないような窮地に陥れないようにすること、又、その自我の奥底で尻をまくるような土壇場へ追いこまぬようにすること、これが「教養」と諭す。 これが社会を結成して生きようとする人間の倫理の第一歩と…、誰でも困却すると獣や機械になりますから、お互いにそうならないようにすることが大切…と説く。 上述の古諺は、単に巧妙な戦術ではなく、知恵なのかも… 【 写真 ⇨ 我写・活かす知恵 資料: 「人間模索 」渡辺 一夫 】

零れ話: 発毛の日

日本の記念日一覧では、本日は「 発毛の日 」である。 それがかなわない場合に、お世話になるのが“かつら(ウィック)”では… “かつら”は髪鬘(かみかづら)の略号で、古代には、草木の蔓(つる)や枝を巻き装飾にしたのが始まりで、男女を問わず利用していた。 ヨーロッパで“かつら”が定着したのは十七世紀初頭。 フランスのルイ十三世は、若くして頭髪がうすく、ライオンのたてがみのようなかつらを使用し、やがて一般にも広がったが、大きさや形によって階級を表したという。 今や、自毛と見間違うような製品も多く、年齢を問わず用いられているらしい… 【 写真 ⇨ google・ウィック、 資料 : 起源のナゾ、光文書院 】