零れ話: 雨風食堂…

聞いたことのない言葉であるが、「菓子、飯、酒、何でもc食べさせる食堂 (大阪など…)」のことらしい。 "雨風"に"甘辛"を掛けたシャレなのか、語源は定かではない。 日本列地は"雨風"の時を迎えている。 石川啄木の旧制中学の頃の詩に(あめつちの酸素の神の恋成りて 水素は終に水となりにけり)。 望むのは、恵みの範囲内で、あめつちの恋愛成就を…。

今日の歳時記: 木の実(続)

棒をさして「木の実ごま」や「やじろべい」を作るのも楽しみである。 手の中に どんぐりのある 帰り道 北川 あい沙 行きは手の中に何もなかったのに、帰りには団栗(どんぐり)の実がある。 小さな幸せのように。 山歩きをしてきたのだろう。 きっと、いい時間を過ごしたにちがいない。  

今日の歳時記: クツワムシ[轡虫]

きりぎりす科の昆虫。 8月中旬から姿を現し、鳴き声も大きく "がちゃがちゃ"と騒がしいが、秋の風情がある。 その鳴き声が轡(くつわ)の音に似ていることから、この名がある。 雌が茶褐色、雄は緑色で、ともに長い糸状の触角をもち、脚も長く跳ぶのに適している。 "聒聒児"とも書く。 # 聒(かつ) = かまびす = 騒がしいの意。

零れ話: オシロイバナ[白粉花]

おしろいばな科の一年草で、南米原産。 夏から秋にかけてラッパ形の可愛らしい花が咲き始める。 赤・黄・白・しぼりなどの花が、夕方咲き翌朝しぼむ。よい香りがある。 おしろいは 父帰る刻 咲き揃ふ 春虹 まるで、疲れて帰る人々を労っているかのようですね…。  

今日の歳時記: ホウセンカ[鳳仙花]

汲み去って 井辺しづまりね 鳳仙花 石鼎 至る所にみられる、つりふね草科の一年生植物。晩夏から中秋にかけて、葉のかげに紅・白などの可愛らしい花を開く。花のまだ咲いているうちに実が熟し 、ひとりでに種子を飛ばす。 昔は、この紅色の花をしぼって女児の爪を染めたことから、「つまくれない 」 「つまべに」「染指草」などの別名がある。

零れ話: トウガン[冬瓜]

ウリ科の一年生つる草。 熱帯アジアの原産。「冬瓜」と書くように、本来は"トウガ"と呼んでいたが、これがなまって"トウガン"となったらしい。 京都あたりでは、カモウリ"ともいう 。 いかにも夏の食品らしく、淡白な味が喜ばれる。適当に切って皮をむき、うま煮にして、そぼろをかけたり 、クズ仕立ての汁の実にしたりする。

今日の歳時記: 新生姜(しんしょうが)

友ありて 夜の酒過す 新生姜 鶏頭子 生姜で、立秋が過ぎる頃とれる新根が、 「新生姜」と呼ばれ、その新鮮な風味が 特に好まれる。 辛味が少なく、葉つきのまま収穫される 。 これを薄く切って、梅酢・三杯酢に漬け、色づかせた後にいただく。又、やわらかいので、生のまま味噌をつけて食べても美味しい。

今日の歳時記: 秋立つ(あきたつ)

秋たつや はじかみ漬も すみきって 来山 暦では七日が"立秋"であったが、まだまだ暑い盛りではある。しかし、風の音 、 雲の色、それに朝夕に、どことなく秋へ向かう気配が感じられる。 他に、この時期を、秋来る、秋に入る、 今朝の秋、とも表現される。

零れ話: アンデスメロン

アンデス産のメロンではなく、純日本産であり、「安心です」の略であるらしい 。 と言うのも、"作って"、"売って"、"買って"「安心です」のメロンなのです。 更に、アンデスメロンには芯がないことから、"心(芯)"を抜いて「安です(アンデス)」と名付けたとのこと。 冷やしたメロンを味わいたいですね…。

今日の歳時記: 土用波(どようなみ)

土用波 はるかに高し みえて来て 万太郎 夏の土用の頃、太平洋沿岸では、風のない晴れた日なのに、波だけは高くうねっている。これが土用波。 これは遠く離れた南洋の洋上に、台風が発生し、これが原因で生まれる"うねり" である。 海水浴にはむかないが、サーフィンにはもってこいの"高く激しい波"となる。  

今日の歳時記: 蕃茄(あかなす)

白昼の むらくもよもに 蕃茄熟る 蛇笏 「ばんか」とも読む。トマトのこと。 六月頃、なすに似た黄色の花が咲き、七月中旬の頃、深紅色に熟れた果実がとれる。独特の風味があり、広く家庭で食用とされる。 南米ペルーの原産で、繁殖力がつよい。