零れ話: ホシイモ[干し芋]

子どものおやつ、あるいは、大人のお茶うけにピッタリの、昔なつかしい食品である。 サツマイモを丸ごと蒸して冷水を打ち、粘りが出たところで皮をむき、輪切りか細切りにして乾燥する。寒風にさらしたり火に当てたりして五日から一週間すると、白い粉をふき、べっこう色になってくる。

今日の歳時記: X’masの起こり

大空の 月の光し清ければ 影見し氷ぞ まづこほりける クリスマスは、キリストの誕生日を祝う祭りであるが、この日は後になって決められたもの。これは元来、ローマ農民の間で行われていた“冬至”の祭りからきたもので、十二月下旬にあった。 冬至は太陽のよみがえる日であって、キリスト教のお祭りではなく、異教徒のお祭りだったのである。 だが、キリスト教徒が、教えをひろめる為に取り入れ、異教徒に親しみを覚えさせようとした為ではないかといわれている。

零れ話: サンタクローシ[三択老師]

クリスマスのプレゼント? サンタさんとは別に、“三択老師”といわれる方が、街中で、三択問題を出し、正解を答えると、望みの物をくださるという。 一方、、ハズレの場合は“バツ”があるらしいが… 幸運に出会える事を祈ります。

今日の歳時記: シモバシラ[霜柱]

霜柱 ざつくと梯子 立てにけり 唐淵 晴れた厳寒の日に、地表の水分が氷って細かい柱状となったもので、群立して土を持ち上げる。湿気の多い柔らい土質に多く生じ、砂地や粘土には生じない。 霜の多い朝にできることが多いので、この名があるが、霜とは何ら関係がないらしい。

零れ話: 冬至の七種

「冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災を祈る」、でも、冬至に食べると良いとされるものは、七品あるのです。其れが「冬至の七種(ななくさ)」です。別名「連盛り」ともいう。名前の中に「運(ん)」が二回入っているものを指します。 ・南瓜( ナンキン = かぼちゃ ) ・人参( ニンジン )、・蓮根( レンコン ) ・銀杏( ギンナン )、・金柑( キンカン ) ・寒天( カンテン )、 ・饂飩( ウンドン = うどん ) 此れを食べることで、「運気」と「根気」が二倍吸収出来るそうです。 一日遅れで、効能は薄いかもしれませんが、試してみませんか…

今日の歳時記: フロフキ[風呂吹]

風呂吹や 妻の髪にも しろきもの 鳥頭子 大根や蕪(かぶ)を茹でたものに、胡麻を加えたあつい味噌をかけて食べる料理である。 大根は面取りして厚切りにし、ふっくらと茹であげる。 フーッ、フーッと吹きながら食べるのは、格別の美味しさで、 大根そのものの味を賞味するには、一番相応しい料理法。

零れ話: 酔い心地

忘年会・Xマスを控え、アルコールを飲む際のミニ知識。 アルコールの分量は、清酒0.18ℓ(一合)とビール一本、ウイスキー2.5杯(シングル)がほぼ同量である。 個人差はあるが、一般的にいうと、ほろ酔い(血中濃度0.05%)が瓶ビール一本、酩酊(同0.05〜0.15%)が瓶ビール三本、千鳥足からで泥酔(同0.15〜0.25%)が瓶ビール五本、記憶喪失(同0.25〜0.35%)が瓶ビール八本ぐらいといわれる。 勿論、早く飲めば、早く酔う。従って、自分の酒量を知ったうえで、マイペースで、ツマミを食べながらを、飲むことで、二日酔いを防げるかも…。

今日の歳時記: スケート

スケートの 父子に岸の 妻冷える 緑子 氷滑り(スケーティング)の意にも、又、滑走する器具(スケート靴)にもなる。スキーと並び、ウィターンスポーツの花形。 今や、フィギュアスケート、等で話題に上るが、当方が若輩の頃、スケートに誘うと、「同じ所をグルグル回って、何が面白いの ?、ネクラだね。」と言われた記憶があります。 でも、其れなりに楽しんですけどね !

零れ話: ムツ

ムツ科の魚。日本の特産で、東北地方から九州にかけてすむ。 若魚から成魚になるにつれ、300〜500mの深海に移る。 寒ムツといわれるように、寒中にあぶらがのり、うまくなる。 様々な呼び方があるが、仙台では“ロクノウオ”、高知では”モツ”、長崎では“メバリ“という。 なお、仙台の「ロクノウオ(六の魚)」は、藩主の伊達家が代々”陸奥守”であったことから、「ムツ」と呼ぶことを遠慮したのではと言われる。

今日の歳時記: ハゴイタイチ[羽子板市]

足止めて 羽子板市を 押されつつ 蘇城 羽子板市の歴史は古く、江戸時代の貞亨(1683〜87)年間の頃、江戸浅草観音の年の市に見られたという。 現在では、十二月十七、十八、十九日の浅草観音・等が名高い。 加えて、デパート・玩具店などでも、豪華に飾り立てられて売られている。

零れ話: ワカサギ[公魚]

ワカサギ科の魚。北日本の海にすむが、淡水にもすめる。 このため、網走湖、霞ヶ浦、富士五湖、などに移殖されている。 とくに、氷結した湖上の“穴釣り”はよく知られるところ。 あまり大きくはならず、せいぜい15センチどまりで、味は比較的淡白である。 なお、ワカサギは「公魚」と書くが、江戸時代、ある藩が、毎年、将軍家へ年賀に参上した際、献上したことに由来するらしい、要は、「御公儀の魚」。

今日の歳時記: 賀状・年賀状

賀状 うづたかし かの人よりはこず 信子 今日 15日から、年賀状の特別扱いが始まる。 年賀状は年が押しつまってくると、何かと忙しくなり、書く機会を失ってしまいがちになるので、出来るだけ早く準備したいものだ。年に、一度の交流、でも、“結び目”を確認し、互いの健康を祈る機会となる。受け取れないと、心配になる。

零れ話: フグ

マフグ科の魚の総称。主にマフグ、トラフグ、ショウサイフグが調理され、九州沿岸から東シナ海にかけてとれ、下関と北九州が本場とされる。 フグは毒に“当たる”という意味で、「鉄砲」あるい“「鉄」と呼ばれ、ちり鍋を「てっちり」、刺身を「てっさ」ともいう。 この他に、白味噌仕立ての「ふぐ汁」、ヒレを用いた「ひれ酒」も好んで賞味される。

零れ話: ヤブコウジ[籔柑子]

山地の日陰にはえる高さ20㎝ぐらいの常緑小低木で、古名を“やまたちばな”ともいう。 夏、白色の花が咲き、秋から冬にかけて、真赤に熟した丸い実をつける。庭や鉢に植えて観賞用とされる。 正月の縁起物とされ、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両) 、カラタチバナ(百両)と並んで、ジュウリョウ(十両)と呼ばれている。

今日の歳時記: マンリョウ[万両]

万両は 兎の眼もち 赤きかな 千代女 やぶこうじ科の常緑灌木で、高さ60〜90㎝。 夏、白い小さな五裂の花をつけて、花の後、小さなまん丸い実をつける。 その後、雪にもめげず、霜にもいたまず、じっと寒さに耐えて冬を越し、いつまでも美しい深紅色の実を保ち、冬枯れの庭に彩りを添える。

零れ話: 清酒

濁酒に対するもの。日本酒ともいう。 我が国独特の方法で醸造される酒である。 日本酒の歴史は古いが、清酒が業として確立したのは16世紀末。 大阪の鴻池が、濁酒に灰を入れて濾過する技術を発明したことによる。勿論、現在、このような方法は用いられていない。 酒の性格には味・香り・色の三要素がある。中でも、味つまり甘辛は清酒の大切な要素である。これを決めるのは糖分だけではなく、“酸”も大きく関わる。例えば、酸が強いと、糖分を多めにしても辛く感ずるし、酸を弱めにすると、甘くなるといわれる。

今日の歳時記: ボーナス・賞与

懐に ボーナスありて 談笑す 草城 盆と暮に出る月給以外の支給金のこと。特に、年末の季語としている。越年(越冬)資金などと呼ばれることもあり、サラリーマンにとっては嬉しいもので、思わず口 もとがほころぶ。 今や、銀行振込となったが、かっては、どの家庭でも、お父さんの帰りを心待ちにしていたものである。

零れ話: ぼたん鍋

イノシシ鍋ともいわれる。イノシシの肉を薄切りにし、ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ネギ、コンニャクなどと一緒に煮た鍋物料理。味噌仕立てのものもあり、また格別という。 イノシシは「山くじら」とも呼ばれ、秋から冬にかけて、木の実、ヤマノイモ、サワガニなどを食べて、体を肥やしているので肉はうまく、体力がつき、体が暖まるといわれている。 因みに、「ぼたん」の名は、馬肉の鍋を「桜鍋」、鹿肉の鍋を「もみじ鍋」というように、風流な名称を選んでつけたとされている。

今日の歳時記: ドテラ[褞袍]

星移り 物変りどてら 古びけり 草城 丹前ともいう。寝巻の上に着る厚綿入りの普段着。広袖で、生地は木綿または絹布、ウール。 江戸時代の初期に、神田の堀丹後守の邸前に、町屋風呂があり、これを丹前風呂と称し、美しい女性(湯女〈ゆな〉)を大勢置いて、たいそう繁盛していたという。この風呂に通う遊客の間に流行した派手な風俗を丹前風といって、厚綿を入れた広袖姿であった。それから丹前は、どてらの異名となった。 最近、見かけることも少なくなったが、幼き頃、着ていた記憶があり、暖かった思い出が残っている。

零れ話: ホシガキ[干ガキ]

渋ガキの皮をむき、乾燥・貯蔵したもの。中部地方以北の土地では、気候が甘ガキの栽培に適さないので、干ガキの生産が多いらしい。 干ガキは、やや紅熟して、果肉がつぶれない頃に処理し、ヘタのついたまま日に干す。 干ガキは、そのまま食べるほか、刻んで他の材料と混ぜて「柿なます」にするなど、いろいろな所で用いられる。 柿干して けふのひとり居 雲もなし 秋桜子