今日の歳時記: サンマ[秋刀魚]

秋刀魚食ふ 顎より癒ゆる 思ひかな 成田 千空 今や、脂がのった秋刀魚を七輪で焼くのことは憚られるが 、煙に混じって秋刀魚の焦げる匂いが広がると、食欲がそそられる。 かぶりつくと、一時、悩みも忘れさせてくれるほど美味しいのだ…。

Joyscycle, a blog of a man who loved bikes

’Joyscycle’は1982年から83年にかけて、北米・ヨーロッパ・北アフリカを自転車でまわった一人の日本人男性のブログだ。 30年余たってから、当時の手帳に記録されたメモをもとに書いたものだが、抜群の記憶力と写真で、ついきのうのことのように描いている。ブログはまだまだ続く。 軌跡01: 1960年代-80年 日本 trails01: Japan 1960-80 軌跡02: 1982年 日本 trails02: Japan 1982 軌跡03: 1982年 北米(1) trails03: U.S.-Canada[1] 軌跡04: 1982年 北米(2) trails04: U.S.-Canada[2] 軌跡05: 1982年 北米(3) trails05: U.S.-Canada[3] 軌跡06: 1982年 北米(4) trails06: U.S.-Canada[4] 軌跡07: 1982年 英国 trails07: Britain 軌跡08: 1982年 スペイン trails08: Spain 軌跡09: 1982-83年 ポルトガル trails09: Portugal  Lisbon, Portugal

零れ話: げばひょう[下馬評]

先日の競馬・菊花賞で、下馬評通り、一番人気の馬が優勝したらしい。 「下馬評」は、当事者以外の人間が勝手にする噂や批評のこと。昔、主人のお供をしてきた者たちが、下馬した場所で主人を待つ間 、 いろいろ評判し合ったことから出た言葉らしい 。 騒ぎ立てるにしても、周囲・関係者にご迷惑のかからないようにしたいものです。

今日の歳時記: きぬた[砧]

どたばたは 婆の砧と 知られけり 一茶 木槌で布を打ち やわらげるのに用いる木の台をいう。又、それを打つことも指す。 女性の夜なべ仕事であるが、その音が、いかにも、秋の夜の余情が漂う。 今では、わらを打ちやわらげたり、紙の原料を作るために用いられるだけである。

零れ話: たしなむ[嗜む・窘む]

日頃、「お酒はいけますか…」、「たしなむ程度ですよ…」との会話をすることがある。 だが、「たしなむ」が曲者である。一般には、"好んで親しむ"と解されるが、一方、"苦労して励む"との意も含まれている。 場合によったら、相手が下戸なのに、飲酒を無理強いしていることも…、気を付けなければ…。

タンゴに魅せられて

もう1年以上になろうか。タンゴ音楽のCDをくり返し聴くうちに、好きな曲に身体が反応するようになった。長く社交ダンスを習っている妻が新たにタンゴを習い始め、練習用に毎朝かけていた数枚のCDが、僕をアルゼンチンタンゴの世界に引き込んだのである。 高校生のころからバロック音楽が好きだった僕が、いつしかアルゼンチンタンゴに魅せられ、ついにはダンスを習うために、半年前、不安と恥ずかしさで敷居の高かったスタジオのドアを叩いた。我ながら驚いている。いまや、バロックよりはタンゴ音楽をくり返し聴いている。 アルゼンチンタンゴの基本は歩くことだといわれ、レッスンのはじめに歩行練習することも多い。ふだん歩いているように体の力を抜いて自然に歩けというが、実はなかなかむずかしい。 頭で理解しても、体が動かない。リズム感も体の柔軟性も持ち合わせない60歳代の男が、容易に覚えられるはずもない。MTB で培ったはずのバランス感覚も、まったく役に立たない。 タンゴダンサーが床をすり歩くように進む姿は独特だが、左右の脚に交互に体重を移動しながら自然に歩くのだという。それを意識してまねようとすると、かえって不自然な動きになってしまう。 何度やってもできない自分が腹立たしく、「自然体は前に進むだけで、タンゴのように後ずさりしない」などと、屁理屈をこねてしまう。歩行を分析し、その運動を意識しながら体を動かす、という意味なのだろう。頭で考えることを脱しないから、一向にうまくならない。 半年たっても、まともに歩くこともできず、ぎこちないのは変わらないが、自分なりに楽しめるまでにはなった。La Estación(スペイン語で「駅」の意味)できめ細かくていねいな指導を受けたことが大きな転機になった。 まだまだ思うように踊れないし、何年続くか自信もない。ただ、相手に不快感を与えずに踊れるようになるまで、小遣いと気力がある限り続けたいと思う。

今日の歳時記: あたためざけ[温め酒]

人肌と いふはむずかし 温め酒 瀧 春一 秋の深まりとともに心引かれるのが「温め酒」。「ぬくめざけ」とも読む。 「取りあえずビール」もいいが、季節柄、一口目から日本酒を始めると、日本酒本来の味を堪能でき、後味もすっきりとするらしい。 「酒に十の徳あり」、所謂、百薬の長、体を温める、憂鬱な心を晴らす、…。飲んべぇには都合が良い話だが、一方、 「酔いに十の損あり」と、飲酒を戒めることわざもある。 此から忘年会シーズン、仲間と楽しく杯を交わせたらいいな…。

零れ話: 時刻表の話

時刻表は明治5年(1872)の鉄道創業時からあり、「鉄道列車出発時刻及運賃表」と言っていた。しかし、一般に市販されるようになったのが、明治27年(1894)で、 「汽車・汽船旅行案内(月刊)」で、定価は6銭であった。今や、隠れたベストセラーと言われ、駅弁一個分の値段らしい。 此からが紅葉・行楽シーズン…、時刻表を上手に活用し、秋の恵みを楽しみたいですね。

零れ話: ヒスイ[翡翠]

水辺に生息するカワセミは、羽根が青緑色で、腹が橙色の美しい鳥だ。翡翠とも呼ばれてきた。 カワセミの羽根に色が似ていることから名付けられた宝石に、ヒスイ(翡翠)がある。日本鉱物科学会が"日本の石(国石)"にヒスイを選定した。 勾玉などの宝飾品も全国各地で発見されており、縄文時代に世界最古のヒスイ文化が栄えていたことが伝えられている。

今日の歳時記: モミジ[紅葉]

何も居ぬ 紅葉おのれを にぎやかに 竜太 秋になると、大体の落葉樹は赤・黄・茶色などに色づく。その種類は多いが、なかでも鮮麗なのが楓(かえで)である。 一般に新緑にすぐれた土地は紅葉もすぐれている。秋も深まり、霜がおりるようになると、紅葉は一段と鮮やかさを増すようだ。

零れ話: 銀の国・日本

マルコ・ポーロの「東方見聞録」によってヨーロッパに紹介されたジパング(日本)は、"金の国"であった。これを信ずる者が多く、コロンブスもその一人であった。室町時代の末期 (16世紀中頃)、初めて日本の地に至ったヨーロッパ人たちは 、ここが"金の国"にならずとも"銀の国"であることを知って驚いた。 その頃の日本は、戦国時代末期で、諸大名は銀山を発掘し、銀をたくわえていた 。やがて花開く豪華な桃山文化は、こうした豊富な銀の力を背景としている。

今日の歳時記: きくにんぎょう[菊人形]

人形が かざしてゆるる 笠の菊 秋桜子 菊の花や葉を衣装にまねて作られた人形のこと。歌舞伎・狂言の舞台面などを写し出して、見世物として興行していた。 明治末までは、東京・本郷の団子坂が有名だったらしい。 また、この季節には、各地で観菊会が催されている。

零れ話: 鹿の角切り

奈良の春日大社で鹿の角を切り落す行事 。柵で囲った場所に鹿を追い集め、クンビ(縄の先に輪を結んだもの)を角に投げ 、数人で押さえつけ、ノコギリで切り落とす。 交尾期に入って、気の立った鹿が人を傷つけるのを防ぐために行う。 現在、10月の中旬の日曜日に行われている。

今日の歳時記: 秋深し

わが触れて 来し山の樹や 秋深し 汀女 10月も中旬、日中は暖かいが、朝方は著しく気温が下がり、もう間もなく冬のくるのが、身に沁みて感じられるようになる。 「 一葉落ちて天下の秋を知る 」 因に、149年前の今日、江戸幕府 第15代将軍 徳川慶喜は、朝廷に対して大政奉還を申し出た。  

零れ話: じゅうさんや[十三夜]

今宵は十三夜、「月に兎」は日本でもおなじみだが、太陽には3本足の烏が棲む、 と中国古代の伝説にある。転じて兎は月 、烏は太陽を意味するらしい。 「兎走烏飛」は月日が慌ただしく過ぎ去ることの例え。時間は人の都合に構わずに、刻々と流れていく。 今宵は月を愛でながら、年頭目標の進捗を確認したい。

今日の歳時記: 体育の日・運動会

運動会 少年の日は 長かりき 沙美 昭和39年10月10日、東京で第18回オリンピック大会が開かれた。これを記念して 、「体育の日」とし、国民の休日とした が、連休を増やそうとの意図で、平成12年より、10月第2月曜日に変更され 、今年は、久しぶりに、重なった。 更に、10と10の組み合わせを、左右の目と眉の形に見立てて、「目の愛護デー」 とユーモラスな運動もあるらしい。