<日の本>と連関し<神國>をどう読むかを考えている。小林一茶(1763-1828)は、ほぼ同時代だった本居宣長(1730-1801)の著作を読んでいたようだ。神國はシンコクではなくカミグニと読みたい。一茶の句の語感からも和語がふさわしいと思うが、感覚だけでは説得力がない。参考までに神山・神風・神の里などを含む句もリストに加えた(時代順)。また、末尾に神々を含む句を加えた。
- 神國の松をいとなめおろしや舟 文化句帖 化1
- 神山や末の末迄女郎花 七番日記 化12
- 神風や飯を掘[出]す秋の山 七番日記 政1
- 神風の吹や一夜に酒と成 風間八番 政3
- 神風のはや吹給ふ稲葉哉 寛政三紀行 政3
- 神國[や]天てる星も夫婦連 風間八番 政4
- 神國や天照る星も夫婦連 梅塵八番 政4
- 御射山や一日に出来し神の里 寛政句帖 政4
- 神國[は]天から薬降りにけり文政句帖 政5
- 上下でおちばかく也神の山 文政句帖 政5
- おの[づ]から頭が下る也神ぢ山 文政句帖 政5
- 神國は五器を洗ふも祭り哉 文政句帖 政6
- 神風や畠の稲[の]五六尺 文政句帖 政6
- 神風や畠の稲穂そよぐ也 文政句帖 政6
- 神國のふりや乙鳥も紅つける 文政句帖 政7
- 神の風仕送り給ふ木の葉哉 文政句帖 政7
- 神國や草も元日きつと咲 文政句帖 政8
- 末世でも神の國ぞよ虎[が]雨 文政句帖 政8
- 神風や草も角力取る男山 文政句帖 政8
- 神風や蛇が教へる山の道 希杖本
- 神々の御留主になんと日和哉 風間八番 政4
- 神々の留主ふる廻や菊の花 風間八番 政4
- 神々の御留守にこんな日和哉 梅塵八番
- 神々の留守ふる廻や隠居菊 梅塵八番
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