一茶発句集春: 蛙

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以下、蛙をかへると読むものを太字にした。

  • 2626 青梅あをうめかけ(掛)かはづ哉 寛政三紀行 寛3
  • 2627 いはかはづねむ真昼まひる哉 寛政句帖 寛5
  •  道連に豊前の僧の二人あれば未明に出立して途中吟
  • 2628 かはづとりなき(鳴)ひがししら(白)みけり 西国紀行 寛7
  • 2629 よひ(宵)やみ一本いつぽんえのきなく(鳴)かはづ(蛙) 享和句帖 享2
  • 2630 あぜひと(人)西にしかはづきこ(聞)えけり 水の音 享3
  •  著
  • 2631 かりそめの娶入よめいりづき(夜)啼蛙なくかはづ 享和句帖 享3
  •  天風こう
  • 2632 つるべ(釣甁)にも一夜ひとよぎけりなく(鳴)かはづ 享和句帖 享3
  • 2633 なきながらかはづとぶ(飛)くさあめ 享和句帖 享3 (異)『文化句帖』(化1) 上五「気軽げに」
  • 2634 油火あぶらびうつく(美)しきなく(鳴)かはづ 文化句帖 化1
  • 2635 かはづなく(鳴)はじめたるひといへ 文化句帖 化1
  • 2636 なべずミ(墨)目口めくちいれなく(鳴)かはづ 文化句帖 化1 「み」→「ミ」
  • 2637 初蛙はつがへる こずゑしづくまたおち(落)よ 文化句帖 化1
  • 2638 あさぢふ(浅茅生)目出度めでたきあめなく(鳴)かはづ 文化句帖 化2 (異)『文化句帖』化4 中七「臼の中より」
  • 2639 あしつるまたおり(下)よかし夕蛙ゆふがへる 文化句帖 化2
  • 2640 入相いりあひかはづにもなみだ哉 文化句帖 化2 「は」→「ハ」 「涙」→「泪」
  • 2641 かたヒザ(膝)月夜つきよ也けり夕蛙ゆふがへる 文化句帖 化2 「ひざ」→「ヒザ」
  • 2642 かはづとぶ(飛)ほどふる(降)くさあめ 文化句帖 化2 「は」→「ハ」 「草」→「艸」
  • 2643 艸蔭くさかげにぶつくさぬかすかはづ哉 文化句帖 化2 「草」→「艸」
  • 2644 くさかげ(陰)なにをぶつくさゆふ(云)かへる 文化句帖 化2 「草」→「艸」
  • 2645 なく(鳴)かはづ此夜このよむぐらのびぬべし 文化句帖 化2
  • 2646 はなかこ(託)かほなるかはづかな 文化句帖 化2等
  • 2647 がく(隠)れになかぬつもりのかはづ哉 文化句帖 化2
  • 2648 ひざぶし(節)なきつきさうなかはづ哉 文化句帖 化2 「そ」→「さ」
  • 2649 古艸ふるくさのさら〳〵あめなく(鳴)かはづ 文化句帖 化2 「草」→「艸」 (異) 遺稿 中七「はら〳〵雨や」
  • 2650 痩藪やせやぶおのよるなく(鳴)かはづ 文化句帖 化2
  • 2651 かはづなく(鳴)とり(取)しま(締)りなきくさあめ 文化句帖 化3 「草」→「艸」
  • 2652 あさぢふ(浅茅生)うすなかよりなく(鳴)かはづ 文化句帖 化4【I158】
  • 2653 かげぼふしわれとなり(隣)かはづ哉 文化句帖 化4
  • 2654 なく(鳴)かはづよるあつけ(呆気)なくなりにけり 文化句帖 化4 「は」→「ハ」
  • 2655 能因*のういんあめもはら〳〵かはづ哉 文化句帖 化4 *平安中期の僧・歌人、三十六歌仙の一人
  • 2656 葉隠はがくれ年寄としよりごゑかはづ哉 文化句帖 化4 「声」→「聲」
  • 2657 葉隠はがくれ椿つばきつめてなく(鳴)かはづ 文化句帖 化4
  • 2658 晝比ひるごろはくつとも(云)はぬかはづ哉 文化句帖 化4 「昼」→「晝」
  • 2659 むさいにござれなく(鳴)かはづ 文化句帖 化4
  • 2660 夕蛙ゆふがへるむぐらあめおいなく(鳴) 文化句帖 化4
  • 2661 我門わがかどしハが(嗄)かはづなきにけり 文化句帖 化4 「は」→「ハ」
  • 2662 うめ鳴古なきふるしたるかはづ哉 化五六句記 化5
  • 2663 浦人うらびとのおめしうへかはづ(蛙)哉 文化句帖 化5
  • 2664 ちる(散)はな口明くちあけまつかはづ(蛙)哉 文化句帖 化5
  • 2665 昼㒵ひるがほうしろ(後)ゆるかへる哉 化五六句記 化5 「顔」→「㒵」
  • 2666 やまかねかはづとし(年)より(寄)ぬべし 文化句帖 化5
  • 2667 われにが(苦)かほするかはづ哉 文化句帖 化5 「ひ」→「い」 「顔」→「㒵」
  • 2668 正月しやうぐわつを〳〵とやなく(鳴)かはづ 七番日記 化7
  • 2669 はなびらに舌打したうちしたるかはづ哉 七番日記 化7 (出)『浅黄空』『発句鈔追加』書簡(異)『自筆本』中七「舌打をする」
  • 2670 藪並やぶなみ仕様事しやうことなしに鳴蛙なくかはづ 七番日記 化7
  • 2671 夕陰ゆふかげつれにはぐれてなく(鳴)かはづ 七番日記 化7
  • 2672 あさぢふ(茅生)*やあるきながらになく(鳴)かはづ 七番日記 化8 *淺茅のはえている荒野 (出)『我春集』(異)『文化三-八年句日記写』『発句集続篇』上五「むら雨や」
  • 2673 象潟きさがたさくらあびなく(鳴)かはづ 七番日記 化8 (出)『我春集』(異)『版本題叢』『文政版』『希杖本』『あをたづら』中七「桜をたべて」『発句題叢』中七「桜もたべて」
  • 2674 我菴わがいほかはづ初手しょてから*おいく 七番日記 化8 「庵」→「菴」 *最初から (出)『我春集』『発句題叢』『嘉永版』『発句鈔追加』(異)『希杖本』上五「我門や」
  • 2675 (斯)ゝるなにをほたへて*なく(鳴)かはづ 七番日記 化9 「かはづ」←「かへる」 *ふざける、おどける (出)『株番』『浅黄空』『自筆本』『発句集続篇』
  • 2676 からさき(唐崎)*のまつ真黒まつくろかはづかな 七番日記 化9 *琵琶湖西岸
  • 2677 艸陰くさかげかはづつまこもり(籠)けり 七番日記 化9 「草」→「艸」
  • 2678 さく(咲)はなうち(内)(舞)へよ鳴蛙なくかはづ 七番日記 化9 (異)『株番』上五「花の咲く」
  • 2679 小便せうべんたきせうぞ鳴蛙なくかはづ 七番日記 化9 (類) 同日記(化12) 下五「来よ蛍」
  • 2680 づう(図)〴〵したたみうへかはづ哉 七番日記 化9
  • 2681 てのひらすわりさうなりかはづ哉 七番日記 化9
  • 2682 どちむくよろずきちとやなく(鳴)かはづ 七番日記 化9 (出)『株番』『発句鈔追加』
  • 2683 迯足にげあし尿しとたれ(垂)ながら鳴蛙なくかはづ 七番日記 化9 「逃」→「迯」
  • 2684 はしわた(渡)めくらあとかはづ哉 七番日記 化9
  • 2685 はな[の]推参すいさん*したるかはづ哉 七番日記 化9 *さし出る
  • 2686 ふき片足かたあしかけ(掛)鳴蛙なくかはづ 七番日記 化9
  • 2687 ふんどし(褌)*のやうなものひくかはづ哉 七番日記 化9 *水中にある長い紐状の卵
  • 2688 山吹やまぶき御味方おみかたまうすかはづかな 七番日記 化9
  • 2689 夕空ゆふぞらにらみ(睨)つけ(付)たるかはづ哉 七番日記 化9
  • 2690 ゆふ不二ふじけつならべてなく(鳴)かはづ 七番日記 化9
  • 2691 浅艸あさくさ不二ふじ*をふまへてなく(鳴)かはづ 七番日記 化10 「草」→「艸」 *浅草不二権現の模造の富士山 (出)『志多良』『句稿消息』『希杖本』
  • 2692 ゑのころここまでいとかはづ哉 七番日記 化10 「迄」→「迠」 (異)『志多良』『希杖本』中七「爰迄ござれと」
  • 2693 をぢ(叔父)をひいとこ(従兄弟)はとこ(再従兄弟)なく(鳴)かはづ 七番日記 化10 「お」→「を」 「ど」→「と」
  • 2694 かはがり(狩)おほ続松ついまつ*をなく(鳴)かはづ 七番日記 化10 「かげ」→「がり」 *つぎまつの音便、夜松明の火に集まる魚を捕る
  • 2695 くさにかくれんぼするかはづ哉 七番日記 化10 「草」→「艸」 (出) 『七番日記』化12 上五下五「草の葉…蛙かな」『浅黄空』『自筆本』『希杖本』
  • 2696 柴舟しばふねなき〳〵くだかはづかな 七番日記 化10
  • 2697 ちる(散)はなあごならべるかはづ哉 七番日記 化10
  • 2698 (菜)はな隠居いんきよしてなくかはづ哉 七番日記 化10 (異)『句稿消息』上五「なの花へ」
  • 2699 のさ〳〵とこひするが(駿河)かはづ哉 七番日記 化10 「か」→「が」
  • 2700 疱瘡はうさうさんだらぼし(桟俵法師)*へかはづ哉 七番日記 化10 *疱瘡神を追い払う呪い (異)『七番日記』化15 上五中七「いも神のさんだらぼしに」
  • 2701 むき〳〵にかはづいとこ(従兄弟)はとこ(再従兄弟)哉 七番日記 化10 (出)『文政版』(異)『浅黄空』『自筆本』上五「車座に」
  • 2702 むだ(無駄)ぐちひとつもあけかはづ哉 七番日記 化10 (出)『発句集続篇』
  • 2703 木母寺もくぼじはな敷寝しきねかはづ哉 七番日記 化10 (出)『志多良』『句稿消息』『浅黄空』『自筆本』『希杖本』遺稿
  • 2704 いうぜん(悠然)としてやまかはづ哉 七番日記 化10 「ゆ」→「い」 (出)『おらが春』『句稿消息』『浅黄空』『自筆本』『希杖本』『文政版』『発句鈔追加』遺稿
  • 2705 [の]なか是程これほどよい(良)啼蛙なくかはづ 七番日記 化10
  • 2706 わがつゑしる(知)やじろ〴〵なく(鳴)かはづ 七番日記 化10
  • 2707 うす(薄)べり[に]ばり(尿)してにげかはづ哉 七番日記 化11 「逃」→「迯」 (出)『句稿消息』(異)『浅黄空』『自筆本』上五「花蓙に」
  • 2708 艸陰くさかげにつんとしてゐるかはづかな 七番日記 化11 「草」→「艸」 「い」→「ゐ」 (出)『句稿消息』『浅黄空』『自筆本』
  • 2709 ちる(散)はなにのさばりまはかはづ哉 七番日記 化11 (出)『希杖本』
  • 2710 菜畠なばたけつまこもり(籠)鳴蛙なくかはづ 七番日記 化11 (出)『発句鈔追加』
  • 2711 ひとぼしつけたやうになく(鳴)かはづ 句稿消息 化11 (類)『七番日記』(化11)下五「きじの鳴」
  • 2712 我一人われひとりさめたりかほかはづ哉 七番日記 化11 「顔」→「㒵」 (出)『発句鈔追加』
  • 2713 御地蔵おぢざうたまかはづかな 七番日記 化12 「居へ」→「据ゑ」
  • 2714 かめどの(殿)おぶさつて鳴蛙なくかはづ哉 七番日記 化12 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2715 たいまつはやし(囃)たててや鳴蛙なくかはづ 七番日記 化12 (異)『浅黄空』上五「山焼を」
  • 2716 ちる(散)うめをざぶりとあびなく(鳴)かはづ 七番日記 化12 「かはづ」←「かへる」
  • 2717 天下てんか泰平たいへい居並ゐならかはづかな 七番日記 化12
  • 2718 ひとはくやうにすわつかはづ 七番日記 化12 (出)『浅黄空』(異)『自筆本』中七下五「所存か口を明く蛙」
  • 2719 目出度めでたさけぶりそびえてなくかはづ 七番日記 化12 「へ」→「え」 (出)『浅黄空』『自筆本』『文政版』
  • 2720 山吹やまぶき[に]ひつくる(絡)まりてなく(鳴)かはづ 七番日記 化12
  • 2721 かめどの(殿)上座かみざゆづ(譲)りて鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13
  • 2722 かゝ(掛)りて一分別ひとふんべつかはづかな 七番日記 化13
  • 2723 車座くるまざ居直ゐなほりてかはづ哉 七番日記 化13 (異)『発句集続篇』中七「居直つて鳴」
  • 2724 小仏こぼとけ御首おかしらからもかはづかな 七番日記 化13
  • 2725 ことし(今年)(良)いぞ小蛙こがへる大蛙おほがへる 七番日記 化13 (出)『句稿消息』
  • 2726 西行さいぎやうのやうにすわつ鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13 「かはづ」←「かへる」
  • 2727 ささ*の小言こごと真似まね鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13 *笹で屋根を葺いた家、草庵 (出)『浅黄空』(異)『自筆本』下五「夕蛙」
  • 2728 しかつてもシヤア〳〵としてかはづ哉 七番日記 化13 「しやあ〳〵」→「シヤア〳〵」 (出)『八番日記』(政2)『自筆本』(異)『浅黄空』下五「居蛙」
  • 2729 上人しやうにん口真似くちまねしてやなく(鳴)かはづ 七番日記 化13
  • 2730 小便せうべんいたしながらもなく(鳴)かはづ 七番日記 化13 (異)『浅黄空』『自筆本』中七「いたしながらや」『希杖本』中七下五「しながらもなく蛙かな」
  • 2731 じゆん〴〵につき(着)なく(鳴)かはづ哉 七番日記 化13
  • 2732 住吉すみよしかみ*の御前おまへかはづ哉 七番日記 化13 *住吉明神、和歌の守護神
  • 2733 同音どうおんくちあけたるかはづかな 七番日記 化13
  • 2734 なが脇目わきめ(振)らでなく(鳴)かはづ 七番日記 化13 (異)『浅黄空』『自筆本』 「長の日に脇目もふらぬ蛙かな」
  • 2734a ながくちくら(暮)すかはづかな 発句鈔追加
  • 2735 ナム(南無)〳〵とくちあけたるかはづかな 七番日記 化13 「なむ」→「ナム」
  • 2736 にげしなになにをぶつくさ夕蛙ゆふがへる 七番日記 化13 「逃」→「迯」 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2737 女房にようばうおひなくしてや鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2738 能因のういんあめ*をはや(囃)して鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13 *能因法師の雨乞い【2005】
  • 2739 のゝさま*にけつつんむけ(向)鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13 *日月や神仏をいう幼児語 (出)『希杖本』
  • 2740 花蓙はなござさきすわりてゐるかはづ 七番日記 化13 「い」→「ゐ」
  •  蛙たゝかひ見にまかる四月廿日也けり
  • 2741 痩蛙やせがへるまけるな一茶これあり 七番日記 化13 (出)『浅黄空』前書き「たゝかひを見て」 『希杖本』前書き「むさしの国竹の塚といふに蛙たゝかひありけるに見にまかる四月廿日也けり」 真蹟 前書き「蛙たゝかひを見にまかる四月廿日也けり」「蛙たゝかひ」『句稿消息』『自筆本』
  • 2742 山吹やまぶきまづ御先おさきへととぶ(跳)かはづ 七番日記 化13 (異)『自筆本』『文政版』真蹟 上五 「玉川や」『浅黄空』前書き「深川芭蕉庵の跡拝見して」 上五「古池や」
  • 2743 ゆふやけにやけおこしてや鳴蛙なくかはづ 七番日記 化13 (異)『浅黄空』上五中七「夕やけややけを起して」『自筆本』中七「やけや起して」
  • 2744 我菴わがいほようありさうなかはづ哉 七番日記 化13 「庵」→「菴」 (異)『自筆本』『希杖本』中七下五 「用ありさうに来る蛙」『句稿消息』『浅黄空』「我庵や用ありさうに来る蛙」
  • 2745 我門わがかどしら(知)なんで這入はいかはづ哉 七番日記 化13
  • 2746 足下あしもとつきよ〳〵鳴蛙なくかはづ 七番日記 政1年2月 「かはづ」←「かへる」 (異)『七番日記』政1年1月1月 上五「足元の」
  • 2747 有明ありあけうつまね(真似)鳴蛙なくかはづ 七番日記 政1
  • 2748 菴崎いほざきかめざる*になく(鳴)かはづ 七番日記 政1 「庵」→「菴」 「かはづ」←「かへる」 (出)『八番日記』政2 *亀の甲に似た形の笊
  • 2749 江戸えどがへる一寸ちつとあとひかぬかや 七番日記 政1
  • 2750 大蛙おほがへるからじゆん〴〵にどり(取)けり 七番日記 政1 (異)『七番日記』政1「座どりけり大蛙から順〴〵に」
  • 2751 江州かうしう*に片手かたてかけ(掛)かはづ哉 七番日記 政1 *近江の国
  • 2752 散花ちるはなばひとり(取)がち*になく(鳴)かはづ 七番日記 政1 *われ勝ちに奪いとる
  • 2753 爪先つまさきいりにけり鳴蛙なくかはづ 七番日記 政1
  • 2754 名乗なのるかやこれから田子たご*のかはづとて 七番日記 政1三月 「とて」→「迚」 *農民
  • 2754a のるかやこれより田子たごかはづぞと 七番日記 政1十二月
  •  寅ノエド大火* 文化3年3月江戸芝車町に出火した大火事
  • 2755 こゑはづ(外)れや鳴蛙なくかはづ 七番日記 政1
  • 2756 ふきひつかぶ(被)りつゝ鳴蛙なくかはづ 七番日記 政1 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2757 のり(乗)こえはね(跳)こえ鳴蛙なくかはづ 七番日記 政1 「かはづ」←「かへる」
  • 2758 弁天べんてん御前おまへならかはづ哉 七番日記 政1 (異)『七番日記』政1 中七下五「前に並んでなく蛙」
  • 2759 三ヶ月みかづき白眼にらみつめたるかはづ哉 七番日記 政1(類)『八番日記』政3 下五「とんぼ哉」
  • 2760 ゆふ不二ふじ[に]かけ(掛)鳴蛙なくかはづ哉 七番日記 政1 (異)『文政九・十年句帖写』政9『発句鈔追加』『発句集続篇』前書き「諏方湖」 中七「片足かけて」  独座
  • 2761 おれとして白眼にらめくら(競)するかはづかな 梅塵八番 政2 (出)『おらが春』『浅黄空』『自筆本』『文政版』書簡 真蹟 (異)『風間八番』政2 中七「かゞみくらする」
  • 2762 親分おやぶんえて上座かみざ鳴蛙なくかはづ 風間八番 政2 「へ」→「え」 (異)『梅塵八番』政2 下五「啼蛙」 (出)『嘉永版』
  • 2763 蛙鳴かはづなくきつねよめた〴〵と 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』政2 上五「蛙啼や」
  • 2764 小高こだかミに音頭おんどうとりのかはづかな 風間八番 政2 「み」→「ミ」
  • 2765 鶺鴒せきれいけつはや(囃)すや鳴蛙なくかはづ 八番日記 政2 (類)『七番日記』政1 下五「せ[つ]き候」
  • 2766 其声そのこゑひとをど(踊)れよなく(鳴)かはづ 風間八番 政2 「お」→「を」 (出)『嘉永版』(異)『梅塵八番』上五中七「其声一ツ一ツをどれよ鳴蛙」
  • 2767 たふかげむしろかす(掠)りてなく(鳴)かはづ 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』下五「啼蛙」
  • 2768 初蛙はつがへるきたりやしかも夫婦連ふうふづれ 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』上五「初蝶の」 【2005】
  • 2769 木母寺もくぼじかね孝行かうかうかはづ(蛙)哉 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』下五「蛙かな」
  • 2770 うみさうなはらかゝへ(抱)なく(鳴)かはづ 風間八番 政3 「い」→「へ」 (異)『梅塵八番』下五「啼蛙」 (出)『嘉永版』
  • 2771 江戸川えどがはかはづ(蛙)きく(聞)さし(差)出口でぐち 風間八番 政3 「わ」→「は」 (異) 『風間八番』政3 中七下五「さし出て鳴蛙哉」 『一茶句帳』政4 下五「さし出に」『浅黄空』『自筆本』「江戸川へさし出口きく蛙かな」
  • 2772 榎迄えのきまではるめかせけりなく(鳴)かはづ 発句題叢 政3(出)『発句鈔追加』『希杖本』(異)『嘉永版』中七「春めかせたり」
  • 2773 かはづらや火縄ひなはふる(触)うへとぶ 風間八番 政3 (出)『風間八番』政4 (異)『梅塵八番』「蛙等や…上をとぶ」
  • 2774 小蛙こがへるなく(鳴)くちもっとて 風間八番 政3 「とて」→「迚」(異)『梅塵八番』中七下五「啼なり口をもった迚」『一茶句帳』中七下五「なくなり口をもったとて」
  • 2775 もとつい(着)つきかはづ哉 風間八番 政3 (異)『梅塵八番』上五中七「もとの座ニ付て」 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2776 山吹やまぶき差出口さしでぐちきくかはづ哉 風間八番 政3 (異)『風間八番』政4 上五「江戸川に」『浅黄空』『自筆本』上五「江戸川へ」
  • 2777 夕暮ゆふぐれかはづなに思案しあんばし 風間八番 政3 「は」→「ハ」 (異)『梅塵八番』上五「夕暮や」『一茶句帳』「夕ぐれに蛙は何を思案ばし」
  • 2778 赤蛙あかがへるかはむかれてもとびまハる 八番日記 政4 「は」→「ハ」 (異)『梅塵八番』下五「飛歩行あるく
  • 2779 うめはなかさかぶ(被)つて鳴蛙なくかはづ 風間八番 政4 「に」→「ニ」 (異)『梅塵八番』下五「なく蛙」 (出)『自筆本』
  • 2780 つめ(詰)びらき(開)する㒵付かほつきカハヅ哉 八番日記 政4 「顔」→「㒵」 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2781 ひと理屈りくついふ(云)すわかはづ哉 風間八番 政4 (異)『梅塵八番』下五「蛙かな」『自筆本』上五「一理屈も」 (出)『浅黄空』『発句鈔追加』
  • 2782 あめふろやりふろともなくかはづ(蛙) 文政句帖 政5 「わ」→「は」
  • 2783 入相いりあひ尻馬しりうまのる(乗)かはづ哉 文政句帖 政5 「に」→「ニ」【I163】
  • 2784 御座ござン〳〵のうしろ(後)かはづ哉 文政句帖 政5 「に」→「ニ」
  • 2785 田堺たざかひ(日)よつ(依)鳴蛙なくかはづ 文政句帖 政5  古戦場真間の井  「ゝ」→「間」
  • 2786 散花ちるはなをはつたとにらむ(睨)かはづ哉 文政句帖 政5 (出)『浅黄空』『自筆本』『花百句』
  • 2787 とハまうしながらとやまたとぶ(跳)かはづ 文政句帖 政5 「は」→「ハ」
  • 2788 鳴出なきだして五分ごぶでもかぬかはづ哉 文政句帖 政5 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2789 なむ(南無)〳〵とかはづいしならびけり 文政句帖 政5 「に」→「ニ」
  • 2790 なむ(南無)〳〵とニもならんでなく(鳴)かはづ 文政句帖 政5 「に」→「ニ」 「並」→「竝」
  • 2791 向合むきあつなにやらべんをふるかはづ 文政句帖 政5 「弁」→「辯」 (出)『浅黄空』前書き「田堺を争ひて久しく出て居し村を通りて」『自筆本』
  • 2792 あしほとけなに夕蛙ゆふがへる 文政句帖 政7 「仏」→「佛」 「に」→「ニ」
  • 2793 五百崎いほざきひさしうへなく(鳴)かはづ 文政句帖 政7 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2794 いぼつつてあちらむいたるかはづ哉 文政句帖 政7 (出)『浅黄空』前書き「信濃言」『自筆本』(異)『方言雑集』「大蛙いぼを釣るやらあちらむく」
  • 2795 大形おほなりをしてとび(跳)下手べたかはづ哉 文政句帖 政7
  • 2796 親蛙おやがへるついと横座よこざとほりけり 文政句帖 政7 「に」→「ニ」
  • 2797 仙人せんにんひざおもふかかはづ 文政句帖 政7
  • 2798 そこらでも江戸えどゆるか鳴蛙なくかはづ 文政句帖 政7 (出)『文政句帖』政8
  • 2799 散花ちるはなかうべさげかはづ哉 文政句帖 政7 「に」→「ニ」
  • 2800 てのひらかはづすゑらかん(羅漢)哉 文政句帖 政7 「に」→「ニ」
  • 2801 天文てんもんかんががほかはづ哉 文政句帖 政7 「顔」→「㒵」 (出)『浅黄空』『自筆本』(異) 同句帖(政8)中七「心得顔の」
  • 2802 鳥居とりゐからヱドをながむかはづ哉 文政句帖 政7 「井」→「居」 「えど」→「ヱド」 (出)『発句集続篇』前書き「三廻」
  • 2803 野佛のぼとけたまかはづ哉 文政句帖 政7 「仏」→「佛」 「へ」→「ゑ」 (出)『浅黄空』『自筆本』
  • 2804 晝過ひるすぎ地蔵ぢざうひざなく(鳴)かはづ 文政句帖 政7 「昼」→「晝」
  • 2805 ふきとん(跳)ひっくりかへる哉 文政句帖 政7 「に」→「ニ」 (出)『浅黄空』
  • 2806 めい〳〵に鳴場なきばとる(取)かはづ哉 文政句帖 政7 「名」→「銘」
  • 2807 吉原よしはらさはぎ(騒)すぎなくかはづ 文政句帖 政7 「さはぎ」→「さわぎ」 「に」→「ハ」
  • 2808 じつとしてうまかがるゝかはづ哉 文政句帖 政8 「鼾」→「嗅」 (出)『浅黄空』『自筆本』『発句鈔追加』『梅塵抄録本』『発句集続篇』遺
  • 2809 ちさがへるこしやく(小癪)くちたゝく(叩)也 文政句帖 政8 (出)『発句鈔追加』
  • 2810 どつさりとすわこんだるかはづ哉 文政句帖 政8
  •  三巡り
  • 2811 棒杭ばうくひ江戸えどながむかはづ哉 文政句帖 政8 「傍」→「棒」 「に」→「ニ」 (異)『自筆本』上五「きつとして」
  • 2812 豊年ほうねんのつなくかはづ哉 文政句帖 政8 「図」→「圖」 「に」→「ニ」
  • 2813 山吹やまぶき片手かたてさがかはづ哉 文政句帖 政8 (異)『文政句帖』政9『文政九・十年句帖写』上五「山吹に」『発句鈔追加』中七「片手でぶらり」
  • 2814 あし達磨だるまもどきのかはづ哉 文政句帖 政9 「芦」→「蘆」
  • 2815 じくなんでいばらくゞ(潜)かはづ哉 文政句帖 政9 *強情を張って反抗する
  • 2816 いまひと喧嘩げんくわしてなくかはづ 希杖本
  • 2817 薄縁うすべりやどさりすわつかはづ 浅黄空 (出)『自筆本』
  • 2818 大榎おほえのき小楯こだてとつなくかはづ 希杖本
  • 2819 御地蔵おぢざうひざにすわつてなく(鳴)かはづ 発句鈔追加 「は」→「わ」
  • 2820 御社おやしろへじくなんでるかはづ哉 浅黄空 (出)『自筆本』
  • 2821 けふ(今日)あけまどつき(夜)なく(鳴)かはづ 遺稿
  • 2822 とも部屋べやさわぎ(騒)かつなり蛙酒かへるざけ 発句鈔追加 「は」→「わ」
  • 2823 鳴蛙なくかはづはななかよかるべし 遺稿【2005】
  • 2824 うしかうべすわ(坐)るかはづかな 発句鈔追加 「すはる」→「すわる」 「ず」→「づ」
  • 2825 ほしうたよむ(読)つら(面)つきのかはづ哉 書簡 (出)『自筆本』
  • 2826 ちやけぶり(煙)かはづつらふきかける 七番日記 化10 「蝶」→「蛙」【一茶七番日記2003 (上) p.335】

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