以下、蛙をかへると読むものを太字にした。
- 蛙
- 2626 青梅に手をかけて寝る蛙哉 寛政三紀行 寛3
- 2627 岩が根に蛙の眠る真昼哉 寛政句帖 寛5
- 道連に豊前の僧の二人あれば未明に出立して途中吟
- 2628 蛙鳴き鶏なき東しらみけり 西国紀行 寛7
- 2629 よひ闇の一本榎なくかはづ 享和句帖 享2
- 2630 畔ひとへ西の蛙のきこえけり 水の音 享3
- 著
- 2631 かりそめの娶入月よや啼蛙 享和句帖 享3
- 天風姤
- 2632 つるべにも一夜過ぎけりなく蛙 享和句帖 享3
- 2633 鳴ながら蛙とぶ也艸の雨 享和句帖 享3 (異)『文化句帖』(化1) 上五「気軽げに」
- 2634 油火のうつくしき夜やなく蛙 文化句帖 化1
- 2635 蛙なくや始て寝たる人の家 文化句帖 化1
- 2636 鍋ずミを目口に入てなく蛙 文化句帖 化1 「み」→「ミ」
- 2637 初蛙 梢の雫又おちよ 文化句帖 化1
- 2638 あさぢふや目出度雨になく蛙 文化句帖 化2 (異)『文化句帖』化4 中七「臼の中より」
- 2639 芦の鶴又おりよかし夕蛙 文化句帖 化2
- 2640 入相ハ蛙の目にも泪哉 文化句帖 化2 「は」→「ハ」 「涙」→「泪」
- 2641 片ヒザは月夜也けり夕蛙 文化句帖 化2 「ひざ」→「ヒザ」
- 2642 蛙とぶ程ハふる也艸の雨 文化句帖 化2 「は」→「ハ」 「草」→「艸」
- 2643 艸蔭にぶつくさぬかす蛙哉 文化句帖 化2 「草」→「艸」
- 2644 艸かげや何をぶつくさゆふ蛙 文化句帖 化2 「草」→「艸」
- 2645 なく蛙此夜葎も伸ぬべし 文化句帖 化2
- 2646 菜の花にかこち顔なる蛙かな 文化句帖 化2等
- 2647 葉がくれに鳴ぬつもりの蛙哉 文化句帖 化2
- 2648 膝ぶしへ鳴つきさうな蛙哉 文化句帖 化2 「そ」→「さ」
- 2649 古艸のさら〳〵雨やなく蛙 文化句帖 化2 「草」→「艸」 (異) 遺稿 中七「はら〳〵雨や」
- 2650 痩藪も己が夜也なく蛙 文化句帖 化2
- 2651 蛙なくやとりしまりなき艸の雨 文化句帖 化3 「草」→「艸」
- 2652 あさぢふや臼の中よりなく蛙 文化句帖 化4【I158】
- 2653 影ぼふし我にとなりし蛙哉 文化句帖 化4
- 2654 なく蛙夜ハあつけなく成にけり 文化句帖 化4 「は」→「ハ」
- 2655 能因*が雨もはら〳〵蛙哉 文化句帖 化4 *平安中期の僧・歌人、三十六歌仙の一人
- 2656 葉隠に年寄聲の蛙哉 文化句帖 化4 「声」→「聲」
- 2657 葉隠の椿見つめてなく蛙 文化句帖 化4
- 2658 晝比はくつともいはぬ蛙哉 文化句帖 化4 「昼」→「晝」
- 2659 むさい家の夜を見にござれなく蛙 文化句帖 化4
- 2660 夕蛙葎の雨に老をなく 文化句帖 化4
- 2661 我門のしハがれ蛙鳴にけり 文化句帖 化4 「は」→「ハ」
- 2662 梅の木を鳴古したる蛙哉 化五六句記 化5
- 2663 浦人のお飯の上もかはづ哉 文化句帖 化5
- 2664 ちる花を口明て待かはづ哉 文化句帖 化5
- 2665 昼㒵にうしろの見ゆるかへる哉 化五六句記 化5 「顔」→「㒵」
- 2666 山の鐘蛙もとしのよりぬべし 文化句帖 化5
- 2667 我を見てにがい㒵する蛙哉 文化句帖 化5 「ひ」→「い」 「顔」→「㒵」
- 2668 正月を〳〵とやなく蛙 七番日記 化7
- 2669 花びらに舌打したる蛙哉 七番日記 化7 (出)『浅黄空』『発句鈔追加』書簡(異)『自筆本』中七「舌打をする」
- 2670 藪並や仕様事なしに鳴蛙 七番日記 化7
- 2671 夕陰や連にはぐれてなく蛙 七番日記 化7
- 2672 浅ぢふ*や歩きながらになく蛙 七番日記 化8 *淺茅のはえている荒野 (出)『我春集』(異)『文化三-八年句日記写』『発句集続篇』上五「むら雨や」
- 2673 象潟や桜を浴てなく蛙 七番日記 化8 (出)『我春集』(異)『版本題叢』『文政版』『希杖本』『あをたづら』中七「桜をたべて」『発句題叢』中七「桜もたべて」
- 2674 我菴や蛙初手から*老を鳴く 七番日記 化8 「庵」→「菴」 *最初から (出)『我春集』『発句題叢』『嘉永版』『発句鈔追加』(異)『希杖本』上五「我門や」
- 2675 かゝる世に何をほたへて*なく蛙 七番日記 化9 「かはづ」←「かへる」 *ふざける、おどける (出)『株番』『浅黄空』『自筆本』『発句集続篇』
- 2676 からさき*の松真黒に蛙かな 七番日記 化9 *琵琶湖西岸
- 2677 艸陰に蛙の妻もこもりけり 七番日記 化9 「草」→「艸」
- 2678 さく花のうちに仕まへよ鳴蛙 七番日記 化9 (異)『株番』上五「花の咲く」
- 2679 小便の滝を見せうぞ鳴蛙 七番日記 化9 (類) 同日記(化12) 下五「来よ蛍」
- 2680 づう〴〵し畳の上の蛙哉 七番日記 化9
- 2681 掌に居りさうなり蛙哉 七番日記 化9
- 2682 どち向も万吉とやなく蛙 七番日記 化9 (出)『株番』『発句鈔追加』
- 2683 迯足や尿たれながら鳴蛙 七番日記 化9 「逃」→「迯」
- 2684 橋わたる盲の迹の蛙哉 七番日記 化9
- 2685 花[の]根へ推参*したる蛙哉 七番日記 化9 *さし出る
- 2686 蕗の葉に片足かけて鳴蛙 七番日記 化9
- 2687 ふんどし*のやうなもの引蛙哉 七番日記 化9 *水中にある長い紐状の卵
- 2688 山吹の御味方申蛙かな 七番日記 化9
- 2689 夕空をにらみつけたる蛙哉 七番日記 化9
- 2690 夕不二に尻を並べてなく蛙 七番日記 化9
- 2691 浅艸の不二*を踏へてなく蛙 七番日記 化10 「草」→「艸」 *浅草不二権現の模造の富士山 (出)『志多良』『句稿消息』『希杖本』
- 2692 狗に爰迠来いと蛙哉 七番日記 化10 「迄」→「迠」 (異)『志多良』『希杖本』中七「爰迄ござれと」
- 2693 をぢ甥よいとこはとこやなく蛙 七番日記 化10 「お」→「を」 「ど」→「と」
- 2694 川がりや大続松*をなく蛙 七番日記 化10 「かげ」→「がり」 *つぎまつの音便、夜松明の火に集まる魚を捕る
- 2695 艸の葉にかくれんぼする蛙哉 七番日記 化10 「草」→「艸」 (出) 『七番日記』化12 上五下五「草の葉…蛙かな」『浅黄空』『自筆本』『希杖本』
- 2696 柴舟に鳴〳〵下る蛙かな 七番日記 化10
- 2697 ちる花に腮を並べる蛙哉 七番日記 化10
- 2698 なの花に隠居してなく蛙哉 七番日記 化10 (異)『句稿消息』上五「なの花へ」
- 2699 のさ〳〵と恋をするがの蛙哉 七番日記 化10 「か」→「が」
- 2700 疱瘡のさんだらぼし*へ蛙哉 七番日記 化10 *疱瘡神を追い払う呪い (異)『七番日記』化15 上五中七「いも神のさんだらぼしに」
- 2701 むき〳〵に蛙のいとこはとこ哉 七番日記 化10 (出)『文政版』(異)『浅黄空』『自筆本』上五「車座に」
- 2702 むだ口は一つも明ぬ蛙哉 七番日記 化10 (出)『発句集続篇』
- 2703 木母寺の花を敷寝の蛙哉 七番日記 化10 (出)『志多良』『句稿消息』『浅黄空』『自筆本』『希杖本』遺稿
- 2704 いうぜんとして山を見る蛙哉 七番日記 化10 「ゆ」→「い」 (出)『おらが春』『句稿消息』『浅黄空』『自筆本』『希杖本』『文政版』『発句鈔追加』遺稿
- 2705 世[の]中は是程よいを啼蛙 七番日記 化10
- 2706 我杖としるやじろ〴〵なく蛙 七番日記 化10
- 2707 うす縁[に]ばりして迯る蛙哉 七番日記 化11 「逃」→「迯」 (出)『句稿消息』(異)『浅黄空』『自筆本』上五「花蓙に」
- 2708 艸陰につんとしてゐる蛙かな 七番日記 化11 「草」→「艸」 「い」→「ゐ」 (出)『句稿消息』『浅黄空』『自筆本』
- 2709 ちる花にのさばり廻る蛙哉 七番日記 化11 (出)『希杖本』
- 2710 菜畠に妻やこもりて鳴蛙 七番日記 化11 (出)『発句鈔追加』
- 2711 一つ星見つけたやうになく蛙 句稿消息 化11 (類)『七番日記』(化11)下五「きじの鳴」
- 2712 我一人醒たり㒵の蛙哉 七番日記 化11 「顔」→「㒵」 (出)『発句鈔追加』
- 2713 御地蔵の手に据ゑ給ふ蛙かな 七番日記 化12 「居へ」→「据ゑ」
- 2714 亀どのに負さつて鳴蛙哉 七番日記 化12 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2715 炬をはやし立てや鳴蛙 七番日記 化12 (異)『浅黄空』上五「山焼を」
- 2716 ちる梅をざぶりと浴てなく蛙 七番日記 化12 「かはづ」←「かへる」
- 2717 天下泰平と居並ぶ蛙かな 七番日記 化12
- 2718 人を吐やうに居て鳴く蛙 七番日記 化12 (出)『浅黄空』(異)『自筆本』中七下五「所存か口を明く蛙」
- 2719 目出度の烟聳えてなく蛙 七番日記 化12 「へ」→「え」 (出)『浅黄空』『自筆本』『文政版』
- 2720 山吹[に]引くるまりてなく蛙 七番日記 化12
- 2721 亀どのに上座ゆづりて鳴蛙 七番日記 化13
- 2722 来かゝりて一分別の蛙かな 七番日記 化13
- 2723 車座に居直りて鳴く蛙哉 七番日記 化13 (異)『発句集続篇』中七「居直つて鳴」
- 2724 小仏の御首からも蛙かな 七番日記 化13
- 2725 ことしや世がよいぞ小蛙大蛙 七番日記 化13 (出)『句稿消息』
- 2726 西行のやうに居て鳴蛙 七番日記 化13 「かはづ」←「かへる」
- 2727 笹の家*の小言の真似を鳴蛙 七番日記 化13 *笹で屋根を葺いた家、草庵 (出)『浅黄空』(異)『自筆本』下五「夕蛙」
- 2728 叱てもシヤア〳〵として蛙哉 七番日記 化13 「しやあ〳〵」→「シヤア〳〵」 (出)『八番日記』(政2)『自筆本』(異)『浅黄空』下五「居蛙」
- 2729 上人の口真似してやなく蛙 七番日記 化13
- 2730 小便を致しながらもなく蛙 七番日記 化13 (異)『浅黄空』『自筆本』中七「いたしながらや」『希杖本』中七下五「しながらもなく蛙かな」
- 2731 順〴〵に座につきてなく蛙哉 七番日記 化13
- 2732 住吉の神*の御前の蛙哉 七番日記 化13 *住吉明神、和歌の守護神
- 2733 同音に口を明たる蛙かな 七番日記 化13
- 2734 長の日を脇目もふらでなく蛙 七番日記 化13 (異)『浅黄空』『自筆本』 「長の日に脇目もふらぬ蛙かな」
- 2734a 永の日に口明きくらすかはづかな 発句鈔追加
- 2735 ナム〳〵と口を明たる蛙かな 七番日記 化13 「なむ」→「ナム」
- 2736 迯しなに何をぶつくさ夕蛙 七番日記 化13 「逃」→「迯」 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2737 女房を追なくしてや鳴蛙 七番日記 化13 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2738 能因の雨*をはやして鳴蛙 七番日記 化13 *能因法師の雨乞い【2005】
- 2739 のゝ様*に尻つんむけて鳴蛙 七番日記 化13 *日月や神仏をいう幼児語 (出)『希杖本』
- 2740 花蓙や先へ居りてゐる蛙 七番日記 化13 「い」→「ゐ」
- 蛙たゝかひ見にまかる四月廿日也けり
- 2741 痩蛙まけるな一茶是に有 七番日記 化13 (出)『浅黄空』前書き「たゝかひを見て」 『希杖本』前書き「むさしの国竹の塚といふに蛙たゝかひありけるに見にまかる四月廿日也けり」 真蹟 前書き「蛙たゝかひを見にまかる四月廿日也けり」「蛙たゝかひ」『句稿消息』『自筆本』
- 2742 山吹や先御先へととぶ蛙 七番日記 化13 (異)『自筆本』『文政版』真蹟 上五 「玉川や」『浅黄空』前書き「深川芭蕉庵の跡拝見して」 上五「古池や」
- 2743 夕やけにやけ起してや鳴蛙 七番日記 化13 (異)『浅黄空』上五中七「夕やけややけを起して」『自筆本』中七「やけや起して」
- 2744 我菴に用ありさうな蛙哉 七番日記 化13 「庵」→「菴」 (異)『自筆本』『希杖本』中七下五 「用ありさうに来る蛙」『句稿消息』『浅黄空』「我庵や用ありさうに来る蛙」
- 2745 我門へしらなんで這入る蛙哉 七番日記 化13
- 2746 足下の月を見よ〳〵鳴蛙 七番日記 政1年2月 「かはづ」←「かへる」 (異)『七番日記』政1年1月1月 上五「足元の」
- 2747 有明や火を打まねを鳴蛙 七番日記 政1
- 2748 菴崎や亀の子笊*になく蛙 七番日記 政1 「庵」→「菴」 「かはづ」←「かへる」 (出)『八番日記』政2 *亀の甲に似た形の笊
- 2749 江戸蛙一寸も迹へ引ぬかや 七番日記 政1
- 2750 大蛙から順〴〵に座どりけり 七番日記 政1 (異)『七番日記』政1「座どりけり大蛙から順〴〵に」
- 2751 江州*に片手をかけて蛙哉 七番日記 政1 *近江の国
- 2752 散花を奪とりがち*になく蛙 七番日記 政1 *われ勝ちに奪いとる
- 2753 爪先は夜に入にけり鳴蛙 七番日記 政1
- 2754 名乗かや是から田子*の蛙迚 七番日記 政1三月 「とて」→「迚」 *農民
- 2754a 名のるかや是より田子の蛙ぞと 七番日記 政1十二月
- 寅ノエド大火* 文化3年3月江戸芝車町に出火した大火事
- 2755 火の粉追ふ声のはづれや鳴蛙 七番日記 政1
- 2756 蕗の葉を引かぶりつゝ鳴蛙 七番日記 政1 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2757 降る火の粉のり越はね越鳴蛙 七番日記 政1 「かはづ」←「かへる」
- 2758 弁天の御前に並ぶ蛙哉 七番日記 政1 (異)『七番日記』政1 中七下五「前に並んでなく蛙」
- 2759 三ヶ月を白眼つめたる蛙哉 七番日記 政1(類)『八番日記』政3 下五「とんぼ哉」
- 2760 夕不二[に]手をかけて鳴蛙哉 七番日記 政1 (異)『文政九・十年句帖写』政9『発句鈔追加』『発句集続篇』前書き「諏方湖」 中七「片足かけて」 独座
- 2761 おれとして白眼くらする蛙かな 梅塵八番 政2 (出)『おらが春』『浅黄空』『自筆本』『文政版』書簡 真蹟 (異)『風間八番』政2 中七「かゞみくらする」
- 2762 親分と見えて上座に鳴蛙 風間八番 政2 「へ」→「え」 (異)『梅塵八番』政2 下五「啼蛙」 (出)『嘉永版』
- 2763 蛙鳴や狐の嫁が出た〴〵と 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』政2 上五「蛙啼や」
- 2764 小高ミに音頭とりの蛙かな 風間八番 政2 「み」→「ミ」
- 2765 鶺鴒の尻ではやすや鳴蛙 八番日記 政2 (類)『七番日記』政1 下五「せ[つ]き候」
- 2766 其声で一つをどれよなく蛙 風間八番 政2 「お」→「を」 (出)『嘉永版』(異)『梅塵八番』上五中七「其声一ツ一ツをどれよ鳴蛙」
- 2767 塔の影莚かすりてなく蛙 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』下五「啼蛙」
- 2768 初蛙来りやしかも夫婦連 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』上五「初蝶の」 【2005】
- 2769 木母寺の鐘に孝行かはづ哉 風間八番 政2 (異)『梅塵八番』下五「蛙かな」
- 2770 産さうな腹をかゝへてなく蛙 風間八番 政3 「い」→「へ」 (異)『梅塵八番』下五「啼蛙」 (出)『嘉永版』
- 2771 江戸川にかはづもきくやさし出口 風間八番 政3 「わ」→「は」 (異) 『風間八番』政3 中七下五「さし出て鳴蛙哉」 『一茶句帳』政4 下五「さし出に」『浅黄空』『自筆本』「江戸川へさし出口きく蛙かな」
- 2772 榎迄春めかせけりなく蛙 発句題叢 政3(出)『発句鈔追加』『希杖本』(異)『嘉永版』中七「春めかせたり」
- 2773 蛙らや火縄ふる手の上を飛 風間八番 政3 (出)『風間八番』政4 (異)『梅塵八番』「蛙等や…上をとぶ」
- 2774 小蛙もなく也口を持た迚 風間八番 政3 「とて」→「迚」(異)『梅塵八番』中七下五「啼なり口をもった迚」『一茶句帳』中七下五「なくなり口をもったとて」
- 2775 元の座について月見る蛙哉 風間八番 政3 (異)『梅塵八番』上五中七「もとの座ニ付て」 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2776 山吹に差出口きく蛙哉 風間八番 政3 (異)『風間八番』政4 上五「江戸川に」『浅黄空』『自筆本』上五「江戸川へ」
- 2777 夕暮に蛙ハ何を思案橋 風間八番 政3 「は」→「ハ」 (異)『梅塵八番』上五「夕暮や」『一茶句帳』「夕ぐれに蛙は何を思案ばし」
- 2778 赤蛙皮むかれても飛まハる 八番日記 政4 「は」→「ハ」 (異)『梅塵八番』下五「飛歩行」
- 2779 梅の花笠ニかぶつて鳴蛙 風間八番 政4 「に」→「ニ」 (異)『梅塵八番』下五「なく蛙」 (出)『自筆本』
- 2780 つめびらきする㒵付の蛙哉 八番日記 政4 「顔」→「㒵」 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2781 一理屈いふ気で居る蛙哉 風間八番 政4 (異)『梅塵八番』下五「蛙かな」『自筆本』上五「一理屈も」 (出)『浅黄空』『発句鈔追加』
- 2782 雨降と鎗が降とも鳴かはづ 文政句帖 政5 「わ」→「は」
- 2783 入相の尻馬ニのる蛙哉 文政句帖 政5 「に」→「ニ」【I163】
- 2784 御座の面ン〳〵のうしろに蛙哉 文政句帖 政5 「に」→「ニ」
- 2785 田堺やひの図をよつて鳴蛙 文政句帖 政5 古戦場真間の井 「ゝ」→「間」
- 2786 散花をはつたとにらむ蛙哉 文政句帖 政5 (出)『浅黄空』『自筆本』『花百句』
- 2787 とハ申ながらとや又とぶ蛙 文政句帖 政5 「は」→「ハ」
- 2788 鳴出して五分でも引かぬ蛙哉 文政句帖 政5 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2789 なむ〳〵と蛙も石に並びけり 文政句帖 政5 「に」→「ニ」
- 2790 なむ〳〵と田ニも竝んでなく蛙 文政句帖 政5 「に」→「ニ」 「並」→「竝」
- 2791 向合て何やら辯をふる蛙 文政句帖 政5 「弁」→「辯」 (出)『浅黄空』前書き「田堺を争ひて久しく出て居し村を通りて」『自筆本』
- 2792 芦の家の佛ニ何か夕蛙 文政句帖 政7 「仏」→「佛」 「に」→「ニ」
- 2793 五百崎や庇の上になく蛙 文政句帖 政7 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2794 いぼ釣てあちら向たる蛙哉 文政句帖 政7 (出)『浅黄空』前書き「信濃言」『自筆本』(異)『方言雑集』「大蛙いぼを釣るやらあちらむく」
- 2795 大形をしてとび下手の蛙哉 文政句帖 政7
- 2796 親蛙ついと横座ニ通りけり 文政句帖 政7 「に」→「ニ」
- 2797 仙人の膝と思ふか来る蛙 文政句帖 政7
- 2798 そこらでも江戸が見ゆるか鳴蛙 文政句帖 政7 (出)『文政句帖』政8
- 2799 散花ニ首を下る蛙哉 文政句帖 政7 「に」→「ニ」
- 2800 掌ニ蛙を居るらかん哉 文政句帖 政7 「に」→「ニ」
- 2801 天文を考へ㒵の蛙哉 文政句帖 政7 「顔」→「㒵」 (出)『浅黄空』『自筆本』(異) 同句帖(政8)中七「心得顔の」
- 2802 鳥居からヱドを詠る蛙哉 文政句帖 政7 「井」→「居」 「えど」→「ヱド」 (出)『発句集続篇』前書き「三廻」
- 2803 野佛の手に居ゑ給ふ蛙哉 文政句帖 政7 「仏」→「佛」 「へ」→「ゑ」 (出)『浅黄空』『自筆本』
- 2804 晝過や地蔵の膝になく蛙 文政句帖 政7 「昼」→「晝」
- 2805 蕗の葉ニとんで引くりかへる哉 文政句帖 政7 「に」→「ニ」 (出)『浅黄空』
- 2806 銘〳〵に鳴場を座とる蛙哉 文政句帖 政7 「名」→「銘」
- 2807 吉原やさはぎハ過て鳴かはづ 文政句帖 政7 「さはぎ」→「さわぎ」 「に」→「ハ」
- 2808 じつとして馬に鼾るゝ蛙哉 文政句帖 政8 「鼾」→「嗅」 (出)『浅黄空』『自筆本』『発句鈔追加』『梅塵抄録本』『発句集続篇』遺
- 2809 ちさ蛙こしやくな口をたゝく也 文政句帖 政8 (出)『発句鈔追加』
- 2810 どつさりと居り込だる蛙哉 文政句帖 政8
- 三巡り
- 2811 棒杭ニ江戸を詠る蛙哉 文政句帖 政8 「傍」→「棒」 「に」→「ニ」 (異)『自筆本』上五「きつとして」
- 2812 豊年の圖ニ乗て鳴蛙哉 文政句帖 政8 「図」→「圖」 「に」→「ニ」
- 2813 山吹へ片手で下る蛙哉 文政句帖 政8 (異)『文政句帖』政9『文政九・十年句帖写』上五「山吹に」『発句鈔追加』中七「片手でぶらり」
- 2814 蘆の葉に達磨もどきの蛙哉 文政句帖 政9 「芦」→「蘆」
- 2815 じくなんで茨をくゞる蛙哉 文政句帖 政9 *強情を張って反抗する
- 2816 今の間に一喧嘩して啼かはづ 希杖本
- 2817 薄縁やどさり居て鳴く蛙 浅黄空 (出)『自筆本』
- 2818 大榎小楯に取て啼かはづ 希杖本
- 2819 御地蔵の膝にすわつてなく蛙 発句鈔追加 「は」→「わ」
- 2820 御社へじくなんで入るかはづ哉 浅黄空 (出)『自筆本』
- 2821 けふ明し窓の月よやなく蛙 遺稿
- 2822 供部屋にさわぎ勝なり蛙酒 発句鈔追加 「は」→「わ」
- 2823 鳴蛙花の世の中よかるべし 遺稿【2005】
- 2824 寝た牛の頭にすわるかはづかな 発句鈔追加 「すはる」→「すわる」 「ず」→「づ」
- 2825 星の歌よむつらつきの蛙哉 書簡 (出)『自筆本』
- 2826 茶のけぶり蛙の面へ吹かける 七番日記 化10 「蝶」→「蛙」【一茶七番日記2003 (上) p.335】
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