058j 日本の歴史認識を批判しなかった大統領祝辞

今日は第73回の光復節です。在外公館長として最初の光復節だからでしょか、ことのほか格別に感じられます。

韓国の在外公館は韓国の公休日のなかで、3.1節、光復節、開天節、ハングルの日だけ休みなのですが、実際には休日はないも同然です。これらの日に現地で開かれる記念行事に出席しなければないからです。

大阪総領事館の管轄地域は大阪府、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県なのに、光復節の日は、5ヵ所すべての地域で、民団主催の光復節式典が開かれます。総領事館職員も各地の行事に参加し、それぞれの会場で大統領祝辞を代読するのが最も重要な任務です。ですから、大阪総領事館も領事を5チームに分け、各府県に派遣します。

私は最大地域の大阪と京都の行事に参加しました。簡単に言うと、大統領の光復節祝辞を二度代読する光栄を拝したのです。

多くの地域で同じ時間に式を開催すると、物理的に参加できませんので、京都は午後にし、残りの地域は午前中に式を挙行します。参加して見て、やはり大阪と京都は在日コリアンの集住地域であり、民族学校もあってか、会場が溢れるほど賑わいました。大阪民団ホールに約500人、京都民団ホールに約150人が参加しました。

今回の大統領祝辞は、以前とは異なり、日本の過去の歴史認識に対する批判がありませんでした。午後、家に帰って日本のニュースを見ると、日本のマスコミもその点に注目して報道していました。

大統領の祝辞の一部「安倍首相とともに日韓関係を未来志向に発展させ、韓半島と北東アジアの平和繁栄のために緊密に協力することにいたしました」を収録して報道したのです。 日本の夕刊各紙もソウル発の記事で光復節の大統領祝辞が以前とは異なり、日本政府の歴史認識批判がなかった点に注目していました。

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