19日、大阪市生野区にある中川小学校を訪問し、民族学級の授業を参観しました。前日の地震もありキャンセルしようとしましたが、学校側が構わないというので訪問しました。この学校は、在校生325人のうち137人が民族学級に参加しており、国籍に関係なく韓国にルーツのある生徒が60%にのぼります。
行ってみると、校長先生も歓待してくれ、生徒たちも韓国総領事の来訪のためたくさんの準備をして、大いに楽しみにしていたようで、地震直後という負担感が少し楽になりました。
参観した授業は、4年生19人が参加する「ふるさとさがし」という授業でした。大半の生徒は4年生と3年生でした。済州島出身の生徒がなんと15人、全南が2人、慶南が1人でした。授業時間に先生が質問すると、生徒たちが互いに競争するように手を上げ積極的に取り組む姿が印象的でした。
授業が終わった後、5人の生徒が私の前で自分たちが民族学級で韓国関連のことを学ぶ理由ときっかけについて発表し、民族学級を応援してくださいと訴えたときは、やや目が潤みました。
私の授業参観がこれら生徒にとどまらず、民族教育のために努力する方々の力になればと思います。