一茶06: 美人を「をとめ」と読む

一茶俳句データベースによれば「美人」という語を含む発句は下の表のとおり14句ある。うち11と14はビジンと読むだろうが(最下段に移動した)、他の12句では「をとめ」と読みたい。一茶はそう読んだに違いない。一門外漢の感官にもとづく推理など無視されるだろうが、次のリストと同じく問題提起として受け止めてもらえればと思う。

no発句出版
1元日にまげ眠りする美人をとめ文政句帖6文政6
2春雨に大欠おほあくびする美人をとめ七番日記文化8
3菫咲すみれさく川をとび越す美人をとめ七番日記文化10
4花さくやみやこ美人をとめほほかぶり文政句帖文政6
5夜ざくらや美人をとめ天から下るとも八番日記文政3
6やこらさと清水飛こす美人をとめ七番日記文化10
7がさ〳〵と粽をかぢる美人をとめ七番日記文化9
8青すだれ白衣の美人をとめ通ふ見ゆ寛政句帖寛政5
9かはほりにはたして美人をとめ立りけり七番日記文化7
10大川へ虱とばする美人をとめ七番日記文化14
12美人をとめ等に水しぼらるゝ糸瓜哉八番日記文政4
13縄帯の美人をとめ逃すなけさの雪七番日記文化12
11

14
美人びじん草そなた本地は何菩薩

此ごろやおち葉の下の三美人びじん
文政句帖
七番日記
文政7

文化8

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