2024年から総ルビ付きの縦書き文庫版を制作中で、その作業の一部として以下の資料(未定稿)を掲載しています。同文庫版はすでに夏と新年の部の句に旧かなルビを振りました。25年後半に春の部の修正を終えて秋と冬・雑の部に取りかかり、26年中に完成する予定です。
| 一茶発句集 雑 |
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| 月花 月華に草葉の陰でも親をさぞ 西紀書込 寛中 御桜御梅の花松の月 文化句帖 化2 月花や抑是は俗行者 七番日記 化7 月花や四十九年のむだ歩き 七番日記 化8 花の月のとちんぷんかんのうき世哉 七番日記 化8 月花に我らが楽は寝楽哉 七番日記 政1 なまけるや翌も花あり月有と 八番日記 政2 仏(死) 便なくば一花の手向情あれや 西国紀行 寛7 死下手や鼻でおしへる善光寺 七番日記 化14 浄土 紫の雲にいつ乗るにしの海 七番日記 化9 松 我と松あはれいつ迄ふり残る 文化句帖 化2 ろうそくの心を剪さへ小松哉 文文化句帖 化4 浅ましや杖が何本老の松 七番日記 化9 老松のついには業をさらすべき 七番日記 化9 神の木もうきめの釘を打れけり 七番日記 化9 五寸釘松もほろ〳〵涙哉 七番日記 化9 直な世を何の因果で庭の松 七番日記 化9 盗人に腰かけられな老の松 七番日記 化9 鉢の松是も因果の一つ哉 七番日記 化9 百両の松も一夜のあらし哉 七番日記 化9 仏(と)もならでうか〳〵老の松 七番日記 化9 松陰に寝てくふ六十よ州かな 七番日記 化9 千年も一日へ(り)ぬ姫小松 七番日記 政1 竹 大竹(の)未練に折て居たりけり 七番日記 化9 己さへ君子で候か藪の竹 七番日記 化9 是がまあ竹の園生か石畠 七番日記 化9 竹つい〳〵天にさはらぬ気どり哉 七番日記 化9 竹にさへいびつでないはなかりけり 七番日記 化9 竹にさへ丸にまるきはなかりけり 株番 異 竹林是も丸きはなかりけり 七番日記 化9 なよ竹のさゝら三八御宿哉 七番日記 化9 なよ竹の雀をきらふ折も有 七番日記 化9 きゝ給へ竹の雀もちよ〳〵と 文政版 鶴 あの世は千年目かよ鶴婦夫 七番日記 化9 草の戸も子を持て聞夜の鶴 七番日記 化9 千年もけふ一日か鶴のなく 七番日記 化9 鶴下りてゆかしの小屋もけしき哉 七番日記 化9 鶴の菜をせうばんしたる雀哉 七番日記 化9 鶴の子の千代も一日はやへりぬ 七番日記 化9 鶴の子の千代も一日なくなりぬ 文政版 異 人なつき鶴よ御役にどれが立 八番日記 政2 人眤き鶴よどちらに箭があたる おらが春 政2 掃溜に鶴の下りけり和歌の浦 八番日記 政3 掃溜へ鶴の下りけり和歌の浦 文政版 異 掃溜も鶴だらけ也和歌の浦 八番日記 政3 亀 飴の棒横に加へて亀があれ 七番日記 化9 大釜の湯やたぎるらん亀の夢 七番日記 化9 亀どのゝいくつのとしぞ不二の山 七番日記 化9 亀にとゞきさう也亀の音 七番日記 化9 亀に問んみろく十年辰の年 七番日記 化9 から〳〵と音して亀を引ずりぬ 七番日記 化9 さればとて脇へ(も)行ず放し亀 七番日記 化9 どこへなとも我もおぶへ磯の亀 七番日記 化9 鳥 翌ありと思ふ烏の目ざし哉 文文化句帖 化4 此次は我身の上かなく烏 文化三-八写 化6 赤い花むしや〳〵しやぶる鴉哉 七番日記 化11 くだらぬや人を喰ふと鳴烏 八番日記 政2 悪い夢のみ当りけり鳴く烏 真蹟 政4 犬 士の供を連たる御犬哉 七番日記 政1 猫 江戸の猫あはたゞしさよ角田川 七番日記 化9 欺うかけと云ぬばかりか猫に竹 七番日記 化9 のら猫が仏のひざを枕哉 七番日記 化9 恥入てひらたくなるやどろぼ猫 七番日記 化9 三日して忘られぬかのらの猫 七番日記 化9 松島 松島の松に生れて小すみ哉 七番日記 化9 松島や生れながらの峰の松 七番日記 化9 松島や同じうき世を隅の島 七番日記 化9 人の住松島いやし夕けぶり 七番日記 政1 蝦夷が島 商人やうそ(を)うつしに蝦夷が島 文政句帖 政5 江戸風を吹かせて行や蝦夷が島 文政句帖 政5 来て見ればこちらが鬼也蝦夷が島 文政句帖 政5 古里 古里や又あふことも片思 連句稿裏書 化4 古郷や枕の上も夜の雨 七番日記 政1 虱着て昼中もどる古郷かな 文政句帖 政6 その他 あけぼのゝけぶりも比良の風情哉 与播雑詠 寛中 おもふ図にけぶり一ひらの夜明哉 与播雑詠 寛中 こっそりと隣を借りて小酒盛り 西紀書込 寛中 魂から返事をせつく駕迎 西紀書込 寛中 ちゝ〳〵と鬼の子もなく雨夜哉 西紀書込 寛中 茶けぶりやめずらしきひらの夕べ哉 与播 雑詠 寛中 廿日程給ふは何の梢哉 与播 雑詠 寛中 朝火済てむら雨過て不二の山 享和句帖 享3 うつくしう鍋うつむけし川辺哉 享和句帖 享3 七郷の柱とたのむ榎哉 享和句帖 享3 晴天の真昼にひとり出る哉 享和句帖 享3 日よ月よふゆるものには白髪也 享和句帖 享3 今めかぬものやあや竹赤草履 文化句帖 化1 藪の雨貧乏神のござるげな 文化句帖 化2 湯けぶりのつんとかゝる庵哉 連句稿裏書 化4 けふといふけふこそ本の夕哉 文化56句記 化5 小けぶりも小判のはしぞ江の哉 七番日記 化9 小けぶりも小判のはしぞ江戸の空 株番 亡き母や海見る度に見るたびに 七番日記 化9 鶏に修羅もやさせて遊ぶかな 株番 化9 腹中は誰も浅間のけぶり哉 株番 化9 山道の曲り〳〵し心かな 七番日記 化10 起て聞け寝てきくまいぞ市兵衛記 七番日記 化12 翌の夜と答へる小箱哉 七番日記 化13 竹ぎれで手習ひ(を)するまゝ子哉 七番日記 化13 君なくて誠に多太の木立哉 七番日記 化14 月代の中ぞり程の名所哉 八番日記 政2 八兵衛や耳たぼにおく小二朱判 梅塵八番 政2 もふ見まじ〳〵とすれど我家哉 八番日記 政2 思ふまじ見まじとすれど我家哉 おらが春他 政2 異 我々はとゝかずとても山家哉 八番日記 政2 岩にはとくなれさざれ石太郎 八番日記 政3 赤い花こゝら〳〵とさぞかしな 八番日記 政4 赤い花こゝら〳〵と今ごろは 浅黄空 異 上人は飯を喰うさい手品哉 八番日記 政4 おの(づ)から頭が下る也神ぢ山 文政句帖 政5 ずず玉のべととなる木や道明寺 文政句帖 政6 末世でも数珠のなる木や道明寺 文政句帖 政6 行末は黄金花さく山産ん 文政句帖 政6 むさしの(や)水溜りのふじの山 文政句帖 政8 又けふもわすれてもどる日影哉 遺稿 なし 約束の御八ツの鳴れば打粧ひ 句稿 一茶館 □心のちりも吹はらふ哉 小升屋 新2 よハ足やはや初連の御役人 文政句帖草稿 政7 新11 煤はけバ猫も□爪 文政句帖草稿 政7 新12 女を忘ニ旅するを年哉 文政句帖草稿 政7 新15 煤過へ札引ぱりぬ御門哉 文政句帖草稿 政7 新18 涼し 涼し夜ハ短くてこそ□れ 文政句帖草稿 政7 新19 (涼し)いうちニ夜□ 文政句帖草稿 政7 新20 師走 盆□繕□へしたる師走哉 文政句帖草稿 政7 新21 煤掃 (盆□繕□)て煤払 文政句帖草稿 政7 新22 寒念仏 狼が御供する也寒念仏 文政句帖草稿 政7 新23 年玉 (年玉)や札張り替へてもとへ 文政句帖草稿 政7 新24 (年玉)を見せに行く也孫の皃 文政句帖草稿 政7 新26 (年玉)やかたる〳〵欲の山 文政句帖草稿 政7 新28 節季候 コモ僧や二たて過しセ(つ)き候 文政句帖草稿 政7 新29 セキ候ハ二立過しコモ僧哉 文政句帖草稿 政7 新30 セキ候や□モ□や鳥哉 文政句帖草稿 政7 新32 柴の戸(や)草臥声のきっき候 文政句帖草稿 政7 新33 年の市 降雪ニ手桶かぶるや年の市 文政句帖草稿 政7 新34 御祝儀ニ行てもどりけり年の市 文政句帖草稿 政7 新35 なし (施しの)茶さへ場請と不場所哉 文政句帖草稿 政8 新36 声ナシのもちやさかると盛ぬと 文政句帖草稿 政8 新37 薪かぞへ□一□ふりたり□ 文政句帖草稿 政8 新39 大水ニおされし逼や□寒□ 文政句帖草稿 政8 新41 朝顔 (蕣)の水〳〵しさよ花盛り 文政句帖草稿 政8 新48 女郎花 忽に盛り着ける女郎花 文政句帖草稿 政8 新49 二盛とはない□も(女郎花) 文政句帖草稿 政8 新50 かくれ家ハ風より寒し女郎花 文政句帖草稿 政8 新51 萩 毒川ハ人ニこそ(あれ)萩の花 文政句帖草稿 政8 新52 雁がねも?を乱すや乱れ萩 文政句帖草稿 政8 新53 虎が雨 唐の人□(虎が雨) 文政句帖草稿 政8 新55 蛙 □より蛙も夕立さハぎ哉 文政句帖草稿 政8 新56 なし 土鳩の豆も成日也□ 文政句帖草稿 政8 新61 赤い実は鳥も目につくかきね哉 文政句帖 政8 重複p554 かざり餅仏の膝をちよとかりる 八番日記 政4 重複p49 君が代を鶏も諷ふや餅の臼 享和句帖 享3 重複p52 焚残る巣をくわへ行烏哉 享和句帖 享3 重複p114 藤棚や後ろ明りの草の花 文化五六句記 化6 重複p190 松の木に寒糞かけて夜の雨 文化句帖 化2 重複p606 花つむや扇をちよいとぼんの凹 八番日記 政2 重複p283 開帳に逢ふや雀もおや子連 七番日記 政1 重複p103 御祭りや誰子宝の赤扇 志多良 化10 重複p280 菜も蒔てかすんで暮らす小家哉 七番日記 化12 重複p86 産声に降りつもりけり花と金 文政句帖 政6 重複p219 鹿の親笹吹く風にもどりけり おらが春 政2 重複p333 寝て涼む月や未来がおそろしき 発句鈔追加他 重複p323 二仏の中間に生れて花見哉 文政句帖 政7 重複p220 墓からも花桶からも雲雀哉 希杖本 重複p146 露盛て並べる娵がいちご哉 八番日記 政4 重複p426 蟷螂 蟷螂が不二の麓にかゝる哉 文化五六句記 化6 重複p284 |
| 底本: 信濃教育会編『一茶全集』(信濃毎日新聞社1979年刊 第1巻「発句」)、資料: 「一茶の俳句データベース」(2014年)、参照: 縦書き文庫版「一茶発句集」(2024年から制作 26年に完成予定)、くの字点表記: 〳〵〴〵 |
| 一茶の俳句データベースより抜粋掲載 |
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| 「一茶の俳句データベース」は一茶全集第1巻(信濃毎日新聞社1979)の18,700句、一茶発句総索引(信濃毎日新聞社1980)の追加198句を底本に、その後に発表された文献等により異形句を含む全てを収録しようとするものです。これまでに入力した句の数は21,000句を越えましたが、まだ未収録の句は少なくても200句程度はあるものと思われます。点検、校正作業もまだまだ不十分ですが、一茶185回忌の2011(平成23)年11月19日に公開しました。 |
| このデーターベース構築を進めているスタッフは一茶研究家でもなく、俳句研究家でもない中学生を含む素人によるものです。また、作成開始から試験公開までわずか6ヵ月という極めて短期間で進めたため、内容に誤りが多いことは否めません。 このデータベースを研究用に利用される場合は検索結果を「一茶全集」等の信頼ある文献で確認していただくようお願いいたします。 |
| V1.3公開にあたって 一茶の俳句データベースは、多数の誤りがあることを承知で構想から半年間という極めて短期間で公開しました。その後、約2年間点検修正作業を行い、一茶187回忌(新暦)の2014(平成26)年1月5日にV1.3(収録句数22057)を公開しました。 本会ではさらに修正作業を続けます。一茶の俳句データベースの問題点や新情報などご意見をお願いいたします。 |
| 注意点等(本資料に関連する注意点のみ掲載) ・□で表示されるものは不明な文字です。 ・季題1に重と表示される句は一茶全集第1巻に重複して収録されている句の後のページに掲載されている句です。 |
| 企画制作 一茶研究会、一茶弐萬句データーベース作成プロジェクト 協力 須坂市立日滝小学校*・長野市立芋井中学校(2012年長野市立西部中学校に統合された)・軽井沢町立軽井沢中学校・小布施町立小布施中学校*・中野市立南宮中学校・高山村立高山中学校*の生徒職員および小林一茶を楽しむ会(KIT)のみなさん[* httpsによる安全な接続をサポートしていない] 2011年11月 一茶研究会(翌年12月 一茶に学ぶ会に改称) |
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