昼はそば屋に行くことが多い。西五反田には何軒かチェーン店があり、すべてに入ったが、昨年12月からは小諸そばに通っている。1ヵ月余りかけそばの二枚盛りを食べ続け、さすがに飽きたので、きつねそばを食したら、思いのほかおいしかった。
きつねそばにあぶらげとほうれん草が乗っていて、甘党の僕にはたまらなくおいしい。あふらげに烙印があり、よく観察すると店の屋号だった。この烙印に特別感を感じる僕はよほどのそば好きなのだろう。
むかし渋谷駅構内にあったそば屋に通った時期がある。同駅の大々的な改造に伴いその店はなくなってしまった。いま渋谷駅に行っても何か欠落したように感じる。そば屋はその時代と場所の記憶とともにある。


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