包装

品川駅構内にある食品スーパーで旅行中世話になる友人たちに持参する小物を8個買った。レジで「包装しますか」と問われ、「無料ならば」と答えると、サービスコーナーに行くように云われた。そこで「どの包装にしますか」と尋ねられ、ビニール袋に入れてもらうことにした。それがもっとも簡便だと思ったからだ。リボンの色を選ぶと、「時間がかかるのでしばらくお待ちください」という。

いまさら「じゃあ結構です」とも云えず、少し離れたところから観察していると、一つずつ丁寧に大きさに合った袋に入れ、商品の形状に合わせて結び目に皺を寄せる。リボンを結んでハサミで端を切り取り、袋のだぶついた部分をセロテープできれいに整える。

これを過剰包装という人もいるだろう。ただ、僕はその丁寧な作業に感激したし、それを受け取る友人たちにも何がしか格別な感じが伝わればと思う。金銭に換算することはできないが、包装された物は包装されていない物より価値やありがたみを増すのではないか。それを虚飾だという者には言わせておけばよい。

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