作家になった방정웅

方政雄パンジョンウン(방정웅 1951年生)と初めて会ったのは35年前のことだった。講談社系の財団に入って2年目、日本の高等学校における外国語授業について取材するため、伊丹いたみ市に住む彼の家に行ったように記憶している。彼は1985年から兵庫県立湊川みなとがわ高等学校で朝鮮語授業の担当教員になっていた。

방정웅パンジョンウンはいまや押しも押されもせぬ作家になった。「随想」と題して神戸新聞にコラム記事を寄稿し、作家としての原風景について書いている。文字どおり、在日コリアンの風景である。同世代の僕はそんな彼が作家になったことがとてもうれしい。以前このブログに載せた記事を再掲する。

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