11月に入って2週間で「浮雲」1887-90、「舞姫」1890、「たけくらべ」1895、「三四郎」1908、「ヰタ・セクスアリス」1909、「雁」1911-13、「こゝろ」1914、「濹東綺譚」1937 を以下の順に読んだ。どれも高三か浪人期に読んだもので70歳を過ぎて再読したことになる。
とはいえ、はじめから読み直そうと思ったわけではない。2年前からある試験勉強に取り組み、ことしの7月末にインターネットで受験申込みしたはずが、試験直前に手続きが完了していなかったことが判明した。この阿呆らしいしくじりから立ち直ろうとして、むかし親しんだ小説の世界に逃避したのである。
この信じがたい失敗がなければ、これらの「青春小説」を読むことはなかっただろう。再読して驚いたのはすべての小説について新たな解釈と知見を得たことだ。以前は字面だけ追っていたようにさえ思われる。試験勉強にも新たな局面が開けることを期待する自分はどこまで愚か者なのだろう。「馬鹿は死ななきゃ治らない」とはよくいったものだ。
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