今日の歳時記: ホタル[蛍]

草の葉を 落るより飛ぶ 蛍かな 芭蕉

初夏の夜、水辺に光りながら飛び交う蛍は美しい。
その神秘的な光は、宇治の蛍合戦など、いろいろな伝説を生んだ。
腹端に複雑な発光器があり、熱を伴わない鮮やかな光を放つ。
小型のを“平家蛍”、大型のものを“源氏蛍”といい、また、山地には“姫蛍”がいる。
蛍は夏だけのものと思いがちである。しかし、地理・気候が絡んでいるのか、朝鮮半島、中国に分布する“アキマドボタル”は秋に成虫が発生し、西表島で発見された“イリオモテボタル”は真冬に発光するらしい。
これからの夕方、避暑をかねて、涼やかな輝きを楽しみたい。

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