Written by
shaw
冬の日や とけては氷る 忘れ水 一鼠
忘れ水とは言いえて妙… 野中をたえだえに流れる水の例えである。 しかし、この句の“忘れ水”は、川の流れが変わって取り残された水のことではないだろうか… 水が忘れていった水。 その水の思い出が解けてはまた凍りつく。 厳寒期ではあるが、春の足音がかすかに聞こえる…
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