零れ話: ダイダイ[橙]

ミカン科の常緑小高木。
「代々」とも書き、果実が年を越してなお樹上に残るところから、縁起の良いものとして正月の飾りに使う。(鏡餅、お供え物)
果実はほぼ球形で、果面はなめらかで光沢がある。
酸味が強いので、果汁を絞って酢の代用にしたり、マーマレードの原料として重用される。
皮は乾燥して七色トウガラシの材料としたり、「陳皮(ちんぴ)」と呼んで薬用に供したりする。
ところで、食べるには酸味が苦味が強いという特徴から、見掛け倒しの武将を指して「橙武将」と呼ぶことがある。
外見だけではなく、実質を伴った「武将(指導者)」を見出す眼力を備えたいものだ。

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