世直しの 大門松を 立てにけり 藤平 伊知郎
気の早い商店などでは、中旬から、にぎやかに立てられるが、一般的には、二十五日前後から門松を立てる。
現在では、正月の飾り物のように思われているが、かっては、お祭りの行事であったと思われる。
門松は歳神を迎えて祭るのが本義であったらしい。
また、立てる場所も、入り口ではなく、敷地の内の正面の位置で、木も松とは限らず、その地域で、めでたい木と考えるものを用いたらしい。
今は、歳の暮の風物詩となっている。
邪を払い、笑顔絶えない日々を…と、門松に、新たな「戌(犬)」歳を祈る…
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