零れ話: ヤマネムル[山眠る]

冬の山は「山眠る」という。
その山の眠りを覚まそうとるかのように、厳冬期を前に、ショベルカーで削っている。
春になって目が覚めたら、山は驚くだろう。
ああ、こんな姿になってしまったと。
勿論、必要性の高いものもあろうが、一方、時の推移で、必然性の欠けてきたものも出ていると聞く。
惰性で施工せず、厳選願いたい…
春の山は「山笑う」というが、笑ってばかりではいられない。

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