紙漉や 水を平らに あやしつつ 嶋田 麻紀
今や、年賀用に…、子ども達では、来春の卒業証書用にと…、紙漉をなさっている方は、多いのではないだろうか…
使用される植物は、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などで、これらの皮を水でさらし、大釜で煮て、紙に漉く。
これは、かっては、農家の冬の副業の一つであった。
漉いた紙は、適当な大きさにして、張板に張り付けて干す。
出来上がった紙は、漉き手の真心がこもっており、もらった人までも、ホッコリしてくる。
嬉しい便り、思い出の品になるだろう…
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