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shaw
出入口 二つ迷いぬ そぞろ寒 稲畑 汀子
「やや寒」に対し、「そぞろ寒」は、何となく、じいんと身のうちに覚える寒さであり、また、膚にも感じる秋の寒さである。 「すずろ寒」、「そぞろに寒し」とも…、冬の近ささへも感じる言葉遣いである。 昨今の社会状況は、公私ともに、楽観できないように感じている。 “ 冬の時代”が来ないとも限らない… 周りを気遣い、己を厭い、共に支え合う“結び目”を巡らし、厳しくなるであろう事態に対応し、喜愛を込めて、顔晴で、背筋を伸ばして乗り越えたいものだ。
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