秋刀魚とも いへぬ高値の 初秋刀魚 谷村 睦子
「秋刀魚」は「秋に獲れる刀のような形をした魚」との含意があるらしいが、秋の食卓をにぎわす“大衆魚”であった。
日本近海を回遊し、八月中旬、北海道から南下し、十月頃、三陸沖から外房付近が盛漁期となる。
太ってあぶらものっていて、もっとも美味になる。
因みに、サンマは近畿、四国、中國地方ではサイラ・サエラ・カド、九州ではサザメイオ・サイライワシ、等で呼ぶことがある。
此のところ、漁獲量の減少から、高級魚と見間違う事が多くなっている。じっくり見定めて、美味を味わいたい。
産卵後の“痩せた秋刀魚”をつかまされないように気を付けたいものだ。
今月後半に、新鮮なもの( 望ましい生活 )を選ぶ機会が残されている。
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