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shaw
帰郷 われに拳をあづけ 芋掘る父 栗林 千津
俳句では“さといも”のことである。 もともと、東南アジア産の多年草だが、古く日本に伝わり、万葉集にも現れている。 大形の盾(たて)に似た葉をつけて、葉の上に露を結び、田園の秋色としては趣が深い。 葉柄をゆでたものを芋茎(ずいき)という。 9月下旬から10月上旬頃が芋の収穫期だが、早いものは7月の盆に間に合い、名月には欠くことのできない食材である。
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