零れ話: セッシュウ[雪舟]

室町時代の水墨画の頂点をきわめ、画聖と呼ばれた雪舟(1420〜1506)は、備中の赤松の生まれと伝えられている。
十歳過ぎに、同地の宝福寺に入門し、いたずらを叱られて柱にしばられたとき、こぼした涙でネズミに絵を足の親指で描き、禅僧を驚かしたとの伝説がある。
その後、相国寺で禅の修行と共に絵を習った。
更に、遣明船で明に渡り、宋元画の様式を把握し、帰国後 、諸国を遊歴し、多くの名作を残した。
多くの方が、幼い頃、絵本 等で見聞きした偉人である。

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