零れ話: アカトンボ[赤蜻蛉]

一分間の黙禱。
あの沈黙の一分間は長いか短いか。
人生の時間の中では、ほんのつかの間にすぎないが、
「己の後先を思い描く」、様々な思いの詰まった濃密な時間でもある。
その時間を切り裂くかのように、目の前を通り過ぎる“赤蜻蛉”。
ふっと空気が流れはじめる。

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