Written by
shaw
目が醒めて ゆく朝顔の ひらくころ 今井 杏太郎
夜が白みそめるころ、朝顔が開く。 そのころ、自分も眠りから覚めてゆくのだが、寝床の中にいて朝顔が開くのを感じている、そんな気配がする。 更に、風鈴の音が聞こえてきたりする。 さぁ、今日も今日の生活が始まる。 昔から、朝の寝床は外の世界について思いを巡らすのに良い場所だった。
Δ
Leave a comment