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shaw
降るものは 松の古葉や 日傘(ひかさかさ”) 嘯月
日傘に、松の枯葉がふりかかる。 今の日傘は布張りだが、かっては、竹の骨に紙を張った。 雨傘は紙に油を引いたが、日傘は素の紙のままだった。 松の葉のような軽いものでも、“カサコソ”と音を立てたのだろう。 微かな音を楽しんでいた。 布地の傘では、こうはいかない。
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