零れ話: ジヒシンチョウ[慈悲心鳥]

カッコウ科の鳥。鳩よりやや小さい。
夏期はユーラシア大陸東部で繁殖し、日本にも、九州以北に飛来する。
鳴き声が“ジュウイチ”と聞こえることから、「十一」との古名があるが、一方、“ジヒシン”と聴き取った古の人がおり、「慈悲心鳥」と名づけたという。「十一」では味気ない…
《 慈悲心 → 慈悲の心 》
かっては、貧しさも共同で対処する〈 共同貧 〉であったが、今や、〈 孤立貧 〉で、一人づつが向き合うこととなり、結び目が粗く・細くなってきている。
此れを繕い直す為にも、慈悲の心で、結び目を巡らすことが求められているのではないでしょうか。

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