Written by
shaw
葉がくれに ありと思ほゆ 実梅かな 虚子
五月から六月にかけて、梅の実は急速に大きくなる。 黄熟しない前の梅の実は、緑々として美しいものだ。 青いうちに取って梅干しにしたり、梅酒をつくったり、砂糖で煮て煮梅にする。 ところで、入梅の時期が話題にのぼる頃、何故、“梅雨入り”と呼ばれるのだろうか… 一つには、長雨で湿度が高いために黴(かび)が発生しやすく、「黴雨(ばいう)」といわれていたが、梅の時期と重なることから、同じ音を持つ「梅雨」へと転じたとある。
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