零れ話: イワナ[岩魚]

寒冷な水を好み、終生淡水に留まって海には下らない。
あめ鱒の陸封された種類で、本州・四国・北海道の高さ千mほどの山間渓流に生息する。
鮎より上流が“山女(やまめ)”で、山女より上流で泳ぐのが“岩魚”である。
昆虫などに飛びついて食べる。 時には、蛇を捕らえて食うこともあるらしい。
だが、用心深い魚で、驚くと直ぐ岩陰に隠れてしまうところから、この名がついたともいわれる。
夏山の山開きの頃が岩魚釣りの季節で、独特の風味があり、美味しい。

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