アジサイは「紫陽花」と書くことから、中国からの渡来種にみえるが、れっきとした日本の自生種である。
花の色が“クロロフィル(葉緑素)”、“カロチノイド(黄の色素)”、“フラボン(白の色素)”で構成されていて、先ずクロロフィルが色あせるとカロチノイドが目立ってくる。
次いでカロチノイドも分解し、フラボンが強くなり、見た目は青くなる。
この頃、光合成によって葉が作った糖分が花のほうにまわってくるので、“アシトシアン(赤の色素)”に変わり、その後、細胞液の酸でマグネシウムが分解し、カリウムが結合し紫に変化する。
よって、アジサイは、緑 → 黄 → 青 → 赤 → 紫 の順にかわるので、“七変化”(移り気)ともいわれる。
梅雨の季節をむかえつつあり、この時期を色どる代表的な花を愛でて、現状に右往左往することなく、己の行き着く先を“あきらめたい(→ 明らかに見定めたい)”
零れ話: アジサイの花言葉[移り気]
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