「こいのぼり」の一番の歌詞に、〈お父さん〉と〈子ども〉は出てくるが、〈お母さん〉の歌詞はみあたらない。
ある説によると、旧暦五月は早苗月といい、田植えが始まる時期で、田植えをする女性(早乙女)は、田の神を迎えるために、家にこもって身を清めたという。五月五日は女性の節句。だから、表に出ることがなかったということらしい。
後日、二番の歌詞が加えられ、〈母さん〉が歌い込まれる。
更に、昭和二十三(1948)年、国民の祝日に関する法律が公布・施行され、「こどもの日」となった。
〈こどもにの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する〉となり、こんどは、父が出てこない…のだ。
零れ話: 五月五日は女性の節句(?)
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