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shaw
ゆさゆさと 春が行くぞと 野べの草 一茶
地域にもよるが、まさに終わろうとする春で、惜春の心をこめていう。春は、とりわけ楽しく明るい季節だけに、それが尽きようとすることは、なぜか物淋しい気持ちにさせられる。 人間の春も、なぜか短くて、“青春”として、記憶の底に漂う… 昔から、多くの俳人によまれた季題である。
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