零れ話: ヨウビ[曜日]

昔の公卿は、めいめいに、日記をつけていた。
現在、完全に残っている最古の日記は、藤原道長の「御堂関白日記」だが、日付の頭に、ちゃんと「日曜、月曜、…、土曜」と書き込んである。これより古い日記にも、断片的に残っている。
キリスト教団が、七日間をまとめて一週間とし、それぞれの日に、太陽と月、それに、当時知られていた五つの惑星(火・水・木・金・土)の名を割り振ると決めたのは、325年、ニケヤ宗教会議の時である。
其れが、キリスト教の伝来より早く、シルクロードから唐を経て、日本に入ってきたという。

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