零れ話: “こけん”にかかわる

「こけん」とは、「沽券」・「估券」とも書き、地所、屋敷を売買する時の書類、今でいう「権利書」である。
そこから、品位、面目なを表す意味に転じ、「沽券にかかわる」との精神は、今の民法でいう「信義誠実の原則」に引き継がれているともいえる。
江戸庶民の心ばえから生まれた言葉といえようか。

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