今日の歳時記: クサモチ[草餅]

おらが世や そこらの草も 餅になる 一茶

畦道などにはえている蓬(よもぎ)の新芽を摘んできて、其れをゆで上げて、餅のなかにつきこんだものである。
真っ青な色と、蓬の香りにひかれ、手が出てしまう。
雛の節句にも、よく供えられていたが、農家でも、最近は、自分の家でこしらえることが少なくなってきている。
“ご馳走”の意味合いが、変わりつつあるようだ。

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