零れ話: エキベン[駅弁]

駅弁第一号は、明治18年7月、宇都宮駅で発売された。
史上最初の駅弁は、梅干し入りの握り飯にゴマをふりかけたもの二個、これにタクワンをそえて、竹の皮で包んだだけ。
以前は停車駅毎に、名物弁当を買う楽しみがあったが、今や、始発駅で買い揃えないといけなくなった。車内販売も種類が限られる。
昨今、「そんなに急いで、何処へ行く…」、春の行楽をひかえ、のんびり旅を…と思う、年老いた“昔の若者”である。

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