零れ話: フキノトウ[蕗の薹]

早春、雪の解けるころ、土手や堤の中腹に、ぽっちりと出た緑色の芽がある。蕗の薹である。これは蕗の根茎から出る花軸で、円い球状をなし、新鮮な淡緑色であるのでよく目につく。
これを摘んで食用にするが、ほろ苦いなかに独特の風味があり、春を舌で感じる機会となる。

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