零れ話: ネコ[猫]の渡来

今では屋内や路地裏をわがもの顔に闊歩し、はたまた小説の主人公にさえなっているネコも、古の日本には住んでいなかった。
ネコが登場する最も古い文献は「日本霊異記(平安時代)」である。
ネコの先祖は、エジプトの野生ネコであるリビアネコで、初めは狩猟用に飼われた。 仏教の普及による仏典と共に、インド・中国を経て入ったようで、書物がネズミにかじられて困ったことからと言われる。
日本では仏教の正式伝来以後とされている。

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