今日の歳時記: カンスズメ[寒雀]

天餌足りて 胸づくろひの 寒雀 草田男

すずめは最も身近にいる 親しみ深い小鳥です。
しかし、今、見かける冬のすずめは、何となく元気がない。
厳寒の候になると、食べ物が乏しくなるので、すずめは益々軒先近くまでやってくる。
毛並も、防寒仕様となり、丸々とふくらんでくるので、“ふくらすずめ”とも呼ばれることもある。
人間界も、“着ぶくれ”気味の昨今である。

Leave a comment