零れ話: ちゃんこの語源

「ちゃんこ」といえば、相撲料理のことであるが、昔、相撲部屋の料理人を、年配の古参力士がつとめたところから、“おとっつぁん”との意味で、「ちゃん公」と呼んだのが始まりらしい。
両国に国技館が建った頃(明治42年)、会所で炊き出しをやっていたが、各部屋から出る当番が、古参力士が多かったといわれる。
現在の様な鍋ものを、相撲料理に定着させたのは、第十九代横綱 常陸山(ひたちやま)である。相撲部屋の家庭的ふんいき作りには、鍋料理にかぎるとの考えがあったと伝えられる。

Leave a comment