今日の歳時記: クスリグイ[薬喰]

凍りたる わが身とけゆく 薬喰 星野 こと子

仏教の普及により殺生が禁断され、肉を食べてはいけない時代があったが、薬と称して、ひそかに鹿や猪などの獣肉を食べ、体を温めたともいう。病人などへの滋養でもあった。
厳冬期は毎年訪れる。雪国に住む人々にとって、紅葉鍋(鹿肉)や牡丹鍋(猪肉)の薬喰、今ふうには、ジビエ料理とも呼ぶらしいが、寒さに耐えての“ご褒美”である。

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