零れ話: カドマツ[角松]

最近ではあまり見かけなくなったが、正月は家の角先に角松を立てる習慣があった。これは門松に年神が降臨するという信仰からきている。
松は十二月十三日に山から伐ってくるが、これを“松迎え”・“正月様迎え”という。その松に注連縄を張って、聖なる場所であることを示すのである。
ところで、神が降臨する木は、松でなくても、常緑樹なら、なんでもいいと言われている。

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