今日の歳時記: なんてんのみ[南天の実]

実南天 二段に垂れて 真赤かな 風生

南天の美しさは、何と言っても真赤な丸い実であろう。この赤は霜にあい、寒さにさらされてと、いっそう美しさを増すという。
南天はメギ科の植物で、六月頃、雨にぬれて白い花を開き、その後、丸い小さな実を、かたまって穂のようにつける。晩秋から冬の間、紅く熟して美しい。
また、「難を転じる」の語呂合わせから、「難を転じて福となす」ともいわれ、正月の生花などに用いられる事が多い。

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