神社仏閣に、一対の「阿吽の像」が置かれている。よく見ると、一体は口を開いた「阿の形」、もう一体は口を閉じた「吽の形」になっている。
私たちは、息を吸い、そして、吐いて生きている。
古代の人々は、吸い込みのような「内側に向かう流れ」を「陰」、吐くときののような「外側に向かう流れ」を「「陽」と表し、息を吸い(陰)続けても、吐き(陽)続けても、命は絶えることを諭している。
呼吸にかぎらず、食べて排泄するなど、私たちの生命は、このような「陰陽」の間に存在していることが分かる。
要は、「陰陽」のバランスの大切さを痛感する。
零れ話: 阿吽(あうん)・陰陽
Written by
Leave a comment