零れ話: おでん

「煮込み田楽」の愛称である。現在のような “おでん”が生まれたのは、江戸時代の中頃のこと。当時は、コンニャク、ヤツガラシ、焼き豆腐などを、竹串にさしたまま煮込んだといわれる。主に,「おでん燗酒」の看板をかかげた、盛り場の屋台で売っていた。
なお、”おでん”につきもののカラシには、強力な殺菌作用がある。衛生設備の整っていなかった昔の屋台などでは、合理的な配慮ともいえるだろう。

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