今日の歳時記: オモイグサ[思草]

曇日や 花開かずに 思い草 芙美子

ナンバンギセルの別名。
すすき、さとうきびになどに寄生する 12~ 3㎝ほどの一年草で、褐色の茎を直立し、緑葉をもたない。初秋に頃、茎の頂きに淡紫色の美麗な花をつける。
側方に向かって開くこの花の姿が、何か物思いにふけっているみたいで、この名がつき、古く万葉集にも詠まれている。
ナンバンギセルの名は、花の形が煙管(きせる)に似ているところからきている。

 

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