一年前にこのブログに「70歳にして処女作」という投稿をしました。ある文学誌の新人賞に応募したのですが、予選すら通過しませんでした。このまま作品を葬りがたく、次の三短編に分けて公開することにします。冒頭部分と主人公は共通しますが、それぞれ独立した作品になっています。こういうのを老醜をさらすというのでしょう。
- ゴー河沿いの風景: 列車の車窓から見える風景と心象風景が交錯し、主人公は車内で偶然同席した老人と女性に引かれていきます。
- ンヴィーニたち: 「ンヴィニ教」(コンヴィニエンス[便宜・利便]に由来)の信奉者・フォロアという意味です。現代人の信仰世界を描いています。
- いつか名もない魚になる: 抽象的で読みにくいかもしれません。魚になった主人公を想定し、老人と死について考えようとしました。
どれもわかりにくそうな内容でごめんなさい。
この短編集の三作品は小説として認められていないようですが、何と呼べばいいのでしょうか。虚構=フィクション=小説という式は成り立たないということらしいのです。
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