T法律研究所の講座を受講して1ヵ月半が過ぎ、前年と同じスランプに陥った。去年はコロナ禍に伴う<緊急事態宣言>という言い訳もあったが、ことしも同じ宣言下にあるとはいえ、流されるわけにはいかない。そう考えると、かえってあせりも生じがちだが、一方で二度と試験に失敗したくないという思いも強い。
そこで思いついたスランプ脱出法が、何と判例集を短編小説として読むことである。読書しているあいだは判例の論旨に乗っていればいいし、赤鉛筆で線を引きながら読んでいくと、しだいに論旨が見えてきておもしろい。これでスランプを乗り切れるような気がするが、はたしてうまくいくかどうか。