しばらく前に序章(はじめに)を削除したのに続き、終章(おわりに)を削除しました。これに伴って、第4章の最後二節の見出しを「回転式ドア」「回送電車*」に変更しました。
*回送電車の英文表示は最近 out of service が多いが、以前は deadhead だった。この英語がずっと気になっていた、dead [死んだ]が何を意味するのか不明だったのだ。どうやら米語のようで、役立たずとか無能の意味があるようだ。
この小説の最終場面は、回送電車という寺院、それを観察する凭也、トンネルに入っていこうとする無人の回送電車という設定で、それを見送るのが凭也から筆者に入れ替わるという趣向です。